商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2020/08/11 |
JAN | 9784480017130 |
- 書籍
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安倍vs.プーチン
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安倍vs.プーチン
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「北方領土」問題の解決を外交上の重要課題に掲げた第二次安倍政権。日本政府が従来、繰り返し主張してきた四島返還から、歯舞、色丹の二島返還へ大きく方針転換しても、北方四島はロシア領との主張を崩さないプーチン大統領。ロシアはなぜ、日ソ共同宣言すら公然と踏みにじるようになったのか?安倍政...
「北方領土」問題の解決を外交上の重要課題に掲げた第二次安倍政権。日本政府が従来、繰り返し主張してきた四島返還から、歯舞、色丹の二島返還へ大きく方針転換しても、北方四島はロシア領との主張を崩さないプーチン大統領。ロシアはなぜ、日ソ共同宣言すら公然と踏みにじるようになったのか?安倍政権はロシアとの交渉の、どこで躓いたのか?そもそも「北方領土」問題はいつ、どのように生まれたのか?綿密な取材と膨大な資料により日ロ交渉の実態を明らかにした、迫真のドキュメント。 子供の頃はここまでロシアが頑ななイメージがなかったような気がしていたので不思議に思っていたけれど、やっぱりその認識は正しかったのかと分かってすっきりしました。最近は天然ガスの資源などの関係もあり北方領土を日本に引き渡す可能性はほぼないだろうと他の本で読みましたが、それ以上に日本の外交政策は甘すぎる。米国との関係はもちろん大事だけれど、完全に他国から舐められている。佐藤優さんたちがいた頃の外務省の方が腰を据えて闘う覚悟があったように思える。一朝一夕には解決できない問題にしても、足掛かりとなるような進展を目指してどうにか頑張ってほしい。
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安倍首相の北方領土問題についてのプーチン大統領との交渉、これが前半を占めている。ちょっと冗長に過ぎるような気もするぐらい。 ただ後半部も含めると北方領土問題の歴史がしっかりまとめられていて勉強になる本。 安倍は交渉打開のために1956年の日ソ共同宣言を拠り所とし、新しいアプローチ...
安倍首相の北方領土問題についてのプーチン大統領との交渉、これが前半を占めている。ちょっと冗長に過ぎるような気もするぐらい。 ただ後半部も含めると北方領土問題の歴史がしっかりまとめられていて勉強になる本。 安倍は交渉打開のために1956年の日ソ共同宣言を拠り所とし、新しいアプローチというフレーズを口にしたが、それはロシア側に受け入れられることはなかった。制裁を科しながらの交渉は時に逆効果だった。 そもそも北方領土とは神話であり、もともと日本も択捉と国後は南千島として認識していた。 結局北方領土の主権を取り戻したとして、どうなるのか。その簡易的な予想もしており、結局はロシア系住民が多数を占める地域が生まれ、それがウクライナの東部やモルドバ東部のトランスニエストルのような地域になる危険性について述べている。
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