商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/08/05 |
JAN | 9784065209295 |
- 書籍
- 書籍
短歌研究ジュニア はじめて出会う短歌100
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
短歌研究ジュニア はじめて出会う短歌100
¥1,430
在庫あり
商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
そうそう、こういう本が読みたかったの♪ 本書では、万葉集から現代短歌までの名歌を中心に、1頁に1首ずつ載っており、解説や資料も添えられている。 だから、短歌の基本も読み方もわからない自分でも充分に楽しめたし、有名で知ってる短歌もいくつかあったけど、解説を読むとより深く味わえた気が...
そうそう、こういう本が読みたかったの♪ 本書では、万葉集から現代短歌までの名歌を中心に、1頁に1首ずつ載っており、解説や資料も添えられている。 だから、短歌の基本も読み方もわからない自分でも充分に楽しめたし、有名で知ってる短歌もいくつかあったけど、解説を読むとより深く味わえた気がして嬉しかった。 短歌ってすごいなぁ。1300年以上も前から現代まで受け継がれているんだものね。 時代によって、内容や言葉遣いは異なるけれど、根本にある人の心は大きく変わらないんだよなぁ、としみじみと感じた。 以下、特に心に響いた短歌を↓↓↓ ○声もたぬ樹ならばもっときみのこと想うだろうか葉を繁らせて/小島なお ○くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる/正岡子規 ○われの生まれる前のひかりが雪に差す七つの冬が君にはありき/大森静香 ○白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まらずただよふ/若山牧水 ○母の子は母が思うより母想う線路伝いに咲く菜の花も/カン・ハンナ ○ふるえれば夜の裂けめのような月 あなただけが特別にしたぜんぶ/初谷むい
Posted by
小中学生向けの短歌の入門書ですね。 編者は千葉聡さん(1968年生まれ)歌人。 絵と編集協力は佐藤えりさん(1973年生まれ)歌人。造本作家。 コラム・編集協力は佐藤弓生さん(1964年生まれ)歌人。 コラム・編集協力・解説は寺井龍哉さん(1992年生まれ)歌人。文芸評論家。 『...
小中学生向けの短歌の入門書ですね。 編者は千葉聡さん(1968年生まれ)歌人。 絵と編集協力は佐藤えりさん(1973年生まれ)歌人。造本作家。 コラム・編集協力は佐藤弓生さん(1964年生まれ)歌人。 コラム・編集協力・解説は寺井龍哉さん(1992年生まれ)歌人。文芸評論家。 『万葉集から現代短歌までの名歌だけでなく、短歌定型とは何かをより深く考えていたただくために、短歌に近いジャンルである歌謡や琉歌などもとりあげました。』ということで百首紹介されています。 一頁に一首づつ次の順番で解説されています。 ①歌が詠まれた時代 ②短歌 詠み人(本の題名) ③歌の説明 ④作者の紹介やことばの説明 ⑤ちょっとひと言 馴染みやすく、勿論小中学生向けですから分かりやすい歌が紹介されています。 高校生以上でも、短歌に親しむ手だてとなるようにとの思いで製作されていますから、短歌への道しるべになる本ですね。 私も楽しく短歌にふれ合いました。
Posted by
#千葉聡 奈良時代の万葉歌人から現代の歌人まで小中学生向けに編集されたベスト盤短歌集。大人でも読みごたえがある。 恋愛や家族を詠った歌、季節、社会詠、生活など、様々なテーマで分類、1ページに一首、歌が詠まれた時代が端にあり、歌の説明と作者の紹介やことばの説明、一言が添えられて歌の...
#千葉聡 奈良時代の万葉歌人から現代の歌人まで小中学生向けに編集されたベスト盤短歌集。大人でも読みごたえがある。 恋愛や家族を詠った歌、季節、社会詠、生活など、様々なテーマで分類、1ページに一首、歌が詠まれた時代が端にあり、歌の説明と作者の紹介やことばの説明、一言が添えられて歌の理解がしやすい。 コラム欄に、「近くの公園へ出かけるようなときでも、短歌作りの取材をするつもりでメモをとってみると、ものの見かたがきっと変わる」というのはとても良さそう。 メモの例:友達と ブランコをこぐ 空が近い などを書き留め、情景にピントを合わせて、形を整え言葉を足したり引いたりするというアドバイスが具体的ですぐにできそう。 特に惹かれた歌を抜粋 君待つと我が恋ひ居れば我が屋戸のすだれ動かし秋の風吹く(額田王) プリントを後ろに回すときにだけ吾に伸べられる指先白し(寺井龍哉) 春だねと言えば名前を呼ばれたと思った犬が聞か寄ってくる(服部真里子) 一つ残しボタンをはづすポロシャツは夏の領域増やしゐるなり(佐藤モニカ) 広やかな秋のこころよ何という鳥の声かと見上げる空の(松村由利子) 春の園紅にほふ桃の花照る道に出で立つをとめ(大伴家持) 雨激しくそそぐ摩文仁の岡の辺に傷つきしものあまりに多く(美智子皇后) 影だって踏まれたからには痛かろう しかし黙っている影として(笹井宏之) かへりみちひとりラーメン食ふことをたのしみとして君とわかれき(大松達知)
Posted by