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ムーミンパパ海へいく 新版 ムーミン全集7
1,650円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/08/05 |
JAN | 9784065169018 |
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ムーミンパパ海へいく 新版
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ムーミンパパ海へいく 新版
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
ムーミンたちが鬱々としていた。島も普段のように優しくて美しい自然に溢れた場所ではなく、厳しくて、よそよそしい。家族の危機を描いているのかな?ムーミンも思春期っぽいし。パパってこんな感じだったっけ?何事も美しいだけでなく、辛かったり冷たかったり、見たくない側面がある。
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これは8月末から10月3日までのお話し。 夏の終わりのある日、パパは、手もちぶさたに庭を歩いていた。しなけらばならないことは、すっかりやってしまったか、他の誰かがやってしまったように思い、悲しげに…。 ってつまり、自分が家族から頼りにされないことが気に入らない男なんですよ、この...
これは8月末から10月3日までのお話し。 夏の終わりのある日、パパは、手もちぶさたに庭を歩いていた。しなけらばならないことは、すっかりやってしまったか、他の誰かがやってしまったように思い、悲しげに…。 ってつまり、自分が家族から頼りにされないことが気に入らない男なんですよ、このパパは。(新版訳者の畑中さんいわく、このパパはトーべの父そのものだろうと。) ママがパパの地図を見て、私たちはここに住みつくのだとムーミントロールに語ります。 そしてその通り、一家は灯台のあるパパの島へと引っ越すことになるのです。(この時の一家とは、パパ、ママ、ムーミン、ちびのミイの4人!) 島には小さな漁師が住んでいる他にはだれもいない、何もない。 パパは灯台に明かりを灯したいのに、明かりの付け方が分からない。 ママは、お庭が恋しくて壁に絵を書き始める。 ムーミンは、うみうまに夢中。 ミイ…この子だけは、どんなときもいつも通り。 前半はとくに、ママがパパをやたらとたてることに胸が締め付けられて(頭にきて)しまう。 もうパパの勝手さには終始辟易… ムーミンも自立心を顕にします。そして恋を知る? スノークのお嬢さんを差し置いた、本物の恋? ムーミン谷から明かりを求めてついてきたモランもいます。 このモランが…モランと4人の関係に注目の巻でした。 ママからも目が離せません。 この島では大切なママのカバンを持ち歩かなくなってしまったり… 家族のお世話もおろそかに、壁に絵を描き始めたりするのです 。 それはまるでトーべの仕事のようだと私には思えました。トーべが本当にしたい仕事を、そこに描いたかのようです。 今回も私がたまらなく好きだったのはなんといってもちびのミイ。名言あるいは迷言にあふれています。 最高なのはこちら
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ムーミンのお話は、ファンタジーの皮を被ったトーベの哲学や道徳の主張だと思っていて、この巻は家族の在り方について書いてるのかなと思った。 ムーミン谷の家にはいろいろな住人がいるから、「家族」について言及するためにこうして最少人数で島へ行くストーリーにしたのかな、とも。 ムーミンパパは父親らしいことは何一つせず、家のことはママまかせ。それなのに父としての威厳は大切(昭和的価値観)、でも自称冒険家としてのプライドや自由さも捨てたくない。ただの大きな子どもだし、本当の子どもよりタチが悪い。 自由奔放なパパ、島に来てたくましくなりママ離れしたムーミン。そんななかでママがひとりノイローゼ気味で可哀想だった。ミィが一番まとも。 ムーミンの世界を解説している他の本で「ムーミンパパとママはトーベの両親そのもの」という記述を見た。本当にそうだったのかも。
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