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難攻不落の魔王城へようこそ(1)
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難攻不落の魔王城へようこそ(1)
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黒魔道士のレメと炎の勇者フェニクスはダンジョン攻略を目指す幼なじみのパーティメンバーだ。 そんなレメが他のメンバーから存在意義を疑われて解雇される。 途方に暮れているレメに声をかけたのは吸血鬼の亜人だった。 幼い頃にヒーローに憧れることはあっても、ヒーローを支えるサポーターに...
黒魔道士のレメと炎の勇者フェニクスはダンジョン攻略を目指す幼なじみのパーティメンバーだ。 そんなレメが他のメンバーから存在意義を疑われて解雇される。 途方に暮れているレメに声をかけたのは吸血鬼の亜人だった。 幼い頃にヒーローに憧れることはあっても、ヒーローを支えるサポーターに憧れることはほとんどないだろう。 しかもその勇者が幼なじみならより複雑な心境にはなるだろうね(このレメとフェニクスの性格上逆だったら良かったのに) ヒーローを目指していたのに最も地味な黒魔道士になってしまったレメが折れなかったのは、レメの度量の大きさにもよると思う。 冷静で視野が広いレメは自分の立ち回りをよく把握している。そこが読んでいて好感が持てる。時に卑屈になるときもあってもね。 でもそれができるのは、傍らにいるヒーローのフェニクスの存在だ。彼は勇者だからといって偉ぶらずレメへの敬意を払い自然に接している。彼にとってレメは黒魔道士になってからもヒーローなのだろうと思う。 しかしそんな私がこの本を手に取ったのは、帯にフェニクスからレメへの感情のベクトルが「親友以上?」とハートマークが書かれていたからなのは強い判断材料になりました(笑)
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