伝説の経営者100人の世界一短い成功哲学

田原総一朗(著者)

• 販売会社／発売会社: 白秋社
• 発売年月日: 2020/08/04
• JAN: 9784434277450

商品レビュー

2022/01/04

（コンビニ本用に33人に編集されたものを読んだので星はなし）
◼︎全般
本の中身は田原総一郎氏がインタビューした経営者とのやり取りが随筆風にまとめられている。さながらブログのような感覚で、サクサクと読み進められる。

◼︎構成
1人あたり見開き2P（本の4Pに相当）で、最初の1Pはデカ文字で名言、その脇に経営者の略歴が。約2名、誤植なのか誤編集なのか、具体的にはパソナ創業者とZOZO創業者の略歴が誤りだった点は編集者に訂正を求めたい。
なお、残りの3Pは名言を引き出した流れや、インタビューのエピソードが簡単にまとめられている。
159Pのうち実際読む必要があるのは100Pちょいで、非常に楽に読めるのは良い点。

◼︎内容
なかなかに長いタイトルやコピー（怪物経営者たちの名言から1つを選んで生きろ‼︎）がついているが、意外と響かなかったのは自分が経営と無縁だからだろう。
経営者の成功パターン的なものがカテゴライズされてるが、これもとくに響かない。当たり前だが1人1人全く別人、別人格で、やってきたこと、やり方も異なり、表現も異なる。言ってしまえば33通りの成功があり、読んだ人もこれを選ぶ必要は全くないというか、参考にしたい人もいていいし、しなくてもいいと思われた。

一貫してるのは田原総一郎による文体。語り口。
色んな著書があるようだが自分は未読。しかしテレビ討論そのままの文体で、どうやって切り込んでやろうという（←私見）、ギラギラしたジャーナリズム魂（？）が現れているようで、やっぱり好きなんだということが確認できた。これは自分にとっては田原総一郎のファン本だったのだろう。

2021/02/13

田原総一朗さんが100人の経営者へインタビューした際の成功哲学をまとめた本。
臨場感が伝わってきて読みやすかった。
アサヒビール樋口社長の言葉が印象に残りました。

「ビール業界は『旨いビールを作る』と言いながら、『旨いビール』とはどんなものか真剣に考えていなった。アサヒビールの業績が回復したのは、お客様のニーズ、感触をつかもうとしたこと」

当たり前のことを当たり前にちゃんとやることの大事さを学びました。