1,800円以上の注文で送料無料

「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

稲垣栄洋(著者)

追加する に追加する

「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

1,650

獲得ポイント15P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本実業出版社
発売年月日 2020/07/30
JAN 9784534057921

「雑草」という戦略

¥1,650

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/09/09

『#雑草という戦略』 ほぼ日書評 Day708 なかなかに読み応えのある一冊。 植物界のCSR C(competitive 競争)いわば普通の場所、最も競争が激しい(ニッチ度が低い)。日光をたくさん浴びられる、大きい方が有利、つまり草(雑草)が木に勝てる余地は小さい。 S(...

『#雑草という戦略』 ほぼ日書評 Day708 なかなかに読み応えのある一冊。 植物界のCSR C(competitive 競争)いわば普通の場所、最も競争が激しい(ニッチ度が低い)。日光をたくさん浴びられる、大きい方が有利、つまり草(雑草)が木に勝てる余地は小さい。 S(stress tolerance ストレス耐性)乾燥や日照不足、極端な暑さ寒さ等、植物が生きていくには厳しい環境で耐え忍ぶ力によって、強みを発揮する。乾燥環境のサボテンや高山植物等。 R(ruderal 撹乱適応)激しく変化する外部環境にしなやか、かつ、したたかに対応する能力を備えたもの…ダーウィンの「適者生存」に類する概念だ。 撹乱対応の仕方は多様。スズメノテッポウという同じ種でも、畑地型と水田型に分かれる。畑地方の方が、よりたくさんの小さな種子をつける。春に一度耕される水田にくらべ、いつ耕されるかわからない畑により対応したためだ。 オナモミは、ひとつの身の中に2つの種子を持つが、必ず一方は早く目を出し、もう一方は発芽に時間を要すると決まっている。タイミングをずらすことで、環境変化に少しでも対応余地を増やしている。 昆虫等に受粉を頼る他殖花と、自分の雌蕊と雄蕊だけで完結できる自殖花の2種類を併用する草もあるが、中でもミゾソバは、他殖花はよく目立つピンクの花を付けるが、自殖花は何と地中に蕾の状態で受粉する。そうすれば親と同じ状態(自らに適した環境)で芽吹く確率が高まるという戦略だ。 頻繁に草刈りが行われるゴルフ場で見かけるスズメノカタビラは、ラフからフェアウェイ、さらには3-5mm程度まで刈り込まれるグリーン上でも穂を伸ばせるように進化した。 自らは動けない植物においては、生育する環境ごとにナンバー1にならなければ生き残れない。「野に咲く一面の〇〇」というのは、他の種を駆逐した結果である。ただ、ほんのちょっとした環境の差異を見つけ、過酷な環境や、撹乱性の高い環境という、そのニッチでのみオンリー1になれるような習性を身につけるとことで「雑草」が生き残って来たというのは、我々にとっても示唆に富む内容だ。 その流れで最終章は、予想通りやや哲学的な話や日本人が雑草魂を愛する話に展開したが、ここはご愛嬌ということで。 https://amzn.to/3PxGmeA

Posted by ブクログ

2022/07/15

雑草は邪魔なものというイメージがあったが、日本人は雑草魂といったように雑草を好む傾向があるということを改めて感じた。 人間社会(ビジネス)と雑草が関連する部分もあり、「ナンバー1になれるオンリー1の場所」を見つけていきたいと思った。 また、変化や逆境を力に変える雑草の生き方を、日...

雑草は邪魔なものというイメージがあったが、日本人は雑草魂といったように雑草を好む傾向があるということを改めて感じた。 人間社会(ビジネス)と雑草が関連する部分もあり、「ナンバー1になれるオンリー1の場所」を見つけていきたいと思った。 また、変化や逆境を力に変える雑草の生き方を、日本人にも活かして行けたら良いかなと思う。

Posted by ブクログ

2021/02/08

・生物の世界で言えば、コアコンピタンスこそが、戦略で最も重要。 ・ナンバー1になれるオンリー1の場所=ニッチ ・「自分の得意なところで勝負する」 ・植物の戦略の要素 img139%20%282%29.jpg ・Ruderal 攪乱適応戦略で重要なのは「スピード」と「次への投資」 ...

・生物の世界で言えば、コアコンピタンスこそが、戦略で最も重要。 ・ナンバー1になれるオンリー1の場所=ニッチ ・「自分の得意なところで勝負する」 ・植物の戦略の要素 img139%20%282%29.jpg ・Ruderal 攪乱適応戦略で重要なのは「スピード」と「次への投資」 ・弱者は逆境を歓迎しなければならない。強者が力を出すことのできない逆境こそ、弱者が勝利するチャンスがある。 ・草取りをすればするほど、雑草は増えていく。 ・安定した環境よりも、攪乱の起こる不安定な環境のほうが、多くのチャンスがある。 ・植物も基本は、ポジショニング戦略である。 ・どちらが正しいか分からないのであれば、両方もっておくことが正しい。 ・日本人は、古くから「雑草」を見つめ「雑草」に学んできた。 ・力で勝負するのではなく、力を受け流す。これが雑草の基本戦略である。 ・「大切なことを見失わない」これこそが、本当の雑草魂なのだ。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

最近チェックした商品