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評伝J・G・フレイザー(下) その生涯と業績 法蔵館文庫
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評伝J・G・フレイザー(下) その生涯と業績 法蔵館文庫

ロバート・アッカーマン(著者), 小松和彦(監修), 玉井暲(監訳)

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評伝J・G・フレイザー(下) その生涯と業績 法蔵館文庫

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法蔵館
発売年月日 2020/07/17
JAN 9784831826114

評伝J・G・フレイザー(下)

¥1,870

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2020/07/26

 『金枝篇』を始め、フレイザーの各著作の執筆、出版事情を詳細に跡付けつつ、その当時における、また今日的意義について、著者アッカーマンの鋭い指摘が挟まる。    特に、『金枝篇』を読んだときに疑問に思った、確かに取り上げられている世界中の民族事象はそれぞれに興味深くはあるのだが、正...

 『金枝篇』を始め、フレイザーの各著作の執筆、出版事情を詳細に跡付けつつ、その当時における、また今日的意義について、著者アッカーマンの鋭い指摘が挟まる。    特に、『金枝篇』を読んだときに疑問に思った、確かに取り上げられている世界中の民族事象はそれぞれに興味深くはあるのだが、正直、それで?という感を禁じ得なかった。その辺りのことについても、例えば『金枝篇』が第二版、第三版とどんどん大冊化していく原因を、フレイザーの研究方法から、説得力を持って明らかにする。  一般社会からの評価も高くなり、言わば功なり名を遂げた後年、視力を失うなど厳しい環境に置かれても、最後まで研究者人生を全うしようとしたフレイザーの人生に感動したし、フレイザーの人生を立体的に描いた、著者の厚みのある叙述を堪能した。

Posted by ブクログ

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