商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日経BP |
| 発売年月日 | 2020/07/17 |
| JAN | 9784822288785 |
- 書籍
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邪悪に堕ちたGAFA
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邪悪に堕ちたGAFA
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
著者の息子が知らない内にオンラインゲームに課金してしまったという。そんな動機もあって書いたのが本書という事だが、そんな事件があったなら、さぞかしビッグテックを邪悪扱いしたくもなるだろう。実際、彼らはグローバルなプラットフォームを牛耳っており、競争原理も働かないから、やりたい放題。...
著者の息子が知らない内にオンラインゲームに課金してしまったという。そんな動機もあって書いたのが本書という事だが、そんな事件があったなら、さぞかしビッグテックを邪悪扱いしたくもなるだろう。実際、彼らはグローバルなプラットフォームを牛耳っており、競争原理も働かないから、やりたい放題。電気や水など公共性が高いものは国が管理するが、既にこうしたプラットフォームは公共性が高いにも関わらず、際限なく膨張し続ける。だから著者が危険視する気持ちも分からなくはない。 スマホの登場で影響を受けた産業は多い。Amazonによって潰れた店も少なくない。今やGoogleの検索に出てこない言葉は存在しないかのような扱いだ。レコメンドやログインボーナス、通知に気を逸らされながら、無意識な欲動を操作され、気付くと周りは皆んなスマホを見ている。 ー あなたという人間は、広告主にあなたを売る製品をつくるために利用される原材料に過ぎないのだ。そう、私たちは本当にマトリックスの世界に生きているのである。 個人的には過剰反応だと感じる気もする。皆んな忙しくしているが、結局は暇潰しを必要としていて、手軽に仲間入りするツールが欲しいのだ。そんなライフスタイルを提案したのがビッグテックであり、原材料でも構わないのだろうし、別にそれで大きな実害があるとも思えない。 便利で親切で安価なサービスがあれば、夢中になる。今のところ、個人情報の取り扱いによりそこまで嫌な思いをする事もない。迷惑メールを遮断する機能もあるのだ。これの何が邪悪なのか。政治や思想的な操作、誘導にしても、それが画一的なマスメディアに比べれば、まだ多様性がある分マシとも言えるのではないか。 ただ、競争原理が働かずに影響力を拡大し続ける状態は好ましくはない。巨大な組織に対しては、それをセーブできる機能をルール化しておくべきではある。
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GAFAのことを知ろうと手にとった。 英語の著書を和訳した感じがあって、また分量も多くだらだらした印象を受けた。ただアメリカ圏からの切り口だったため違った観点からGAFAをみることができたのは良かった。 特徴としては ・GAFAといいつつ、ほとんどはgoogle、face b...
GAFAのことを知ろうと手にとった。 英語の著書を和訳した感じがあって、また分量も多くだらだらした印象を受けた。ただアメリカ圏からの切り口だったため違った観点からGAFAをみることができたのは良かった。 特徴としては ・GAFAといいつつ、ほとんどはgoogle、face bookへの警鐘 ・2016年のトランプ選挙がたびたび課題としてあがっている ・データこそが原油より高い価値がある主張 ・そのデータを独占するgoogle、facebookに嫌悪をあらわしている はやりアメリカという国の主張は忖度なくストレートな印象だった
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今日、GAFA は圧倒的な力を背景に、個人や社会、国家に影響を及ぼしている。その弊害とは?巨大IT企業(ビッグテック)の「負の側面」を暴く書籍。 ビッグテックは、とめどなく力を増している。その一方で、民主主義はどんどん不安定になっている。 ・2018年までにグーグルとフェイスブ...
今日、GAFA は圧倒的な力を背景に、個人や社会、国家に影響を及ぼしている。その弊害とは?巨大IT企業(ビッグテック)の「負の側面」を暴く書籍。 ビッグテックは、とめどなく力を増している。その一方で、民主主義はどんどん不安定になっている。 ・2018年までにグーグルとフェイスブックがインターネットの広告市場の60%を占めた。結果、民主主義にとって重要な、信頼できる情報を提供する新聞や雑誌は力を失った。 ・ビッグテックはアメリカ国内で、顔認証技術を警察に売るなど、州や国と共に、監視国家もどきをつくりつつある。 ビッグテックは、自分たちにとって有利な組織を支援している。例えば、民主党と共和党の両方に資金援助を行っている。また、学術界でも、ハイテク関係の研究のスポンサーを務め、その見返りに、学者から都合のいいコメントを求めている。 ビッグテックは、ネットワークの力で市場を支配しているが、独占企業として問題視されない。それは、「価格をつり上げない限り、市場を支配する企業でも独占にはあたらない」との考え方が、法的に支持されているからだ。つまり、彼らのビジネスモデルは価格を上げる必要がないため、独占企業にはあたらない。 ビッグテックは、多くの富を生み出しているが、時価総額に比してわずかな雇用機会しか生み出していない。むしろ、雇用機会を破壊している。 ビッグテックの製品やサービスは、依存症を引き起こす。それらは、ユーザーの利用時間が長引くように“デザイン”されている。そのテクロノジーは、人と社会の関係を変え、生産性を損ない、子供たちの脳に悪影響を与える恐れがある。
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