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宗教者ウィトゲンシュタイン 増補 法蔵館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 法蔵館 |
発売年月日 | 2020/07/10 |
JAN | 9784831826121 |
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宗教者ウィトゲンシュタイン 増補
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
大学に入って直ぐの頃、その評判に惹かれて背伸びをして読んでみた『論理哲学論考』。通読はしたものの、何がスゴイのかも分かないまま、ウィトゲンシュタインとは縁のないままで来てしまった。 本書は、ウィトゲンシュタインの哲学を直接取り上げるのではなく、いかに彼が「宗教的人間」であった...
大学に入って直ぐの頃、その評判に惹かれて背伸びをして読んでみた『論理哲学論考』。通読はしたものの、何がスゴイのかも分かないまま、ウィトゲンシュタインとは縁のないままで来てしまった。 本書は、ウィトゲンシュタインの哲学を直接取り上げるのではなく、いかに彼が「宗教的人間」であったかを解き明かそうとしたもの。ウィトゲンシュタインの人生を辿りながら、彼自身の言葉や周囲の人々の証言、特に新たに見つかった『秘密の日記』『哲学宗教日記』の読解によって、神や宗教に対する彼の心のうちを明らかにしていく。 そして、『論考』の有名な文言、「語りえないものについては、沈黙しなければならない」について、著者は、ここに「否定神学者」としてのウィトゲンシュタインを見るとする。それは、神については語れない、にもかかわらず神との交わりを否定しない、ということ。 これまで全く知らなかったウィトゲンシュタインの人生が、資料を元に丁寧に論じられていて、改めて彼の著作を読んでみたいと思った。
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増補 宗教者ウィトゲンシュタイン (法蔵館文庫) 増補 宗教者ウィトゲンシュタイン (法蔵館文庫) 第一章 ウィトゲンシュタインの生涯 カトリック様式による埋葬 音楽と自殺 数学から哲学へ ケンブリッジへ 第一次世界大戦の後 ふたたび哲学へ、ケンブリッジへ ケンブリッジ大学での講...
増補 宗教者ウィトゲンシュタイン (法蔵館文庫) 増補 宗教者ウィトゲンシュタイン (法蔵館文庫) 第一章 ウィトゲンシュタインの生涯 カトリック様式による埋葬 音楽と自殺 数学から哲学へ ケンブリッジへ 第一次世界大戦の後 ふたたび哲学へ、ケンブリッジへ ケンブリッジ大学での講義など 最後の日々 第二章 第一次世界大戦とトルストイとの出会い 戦場のウィトゲンシュタイン 福音書の男 『草稿一九一四―一九一六』 第三章 「語りえないもの」としての宗教 『論理哲学論考』と「語りえないもの」 論理実証主義とウィトゲンシュタイン 第四章 『秘密の日記』にみる『論理哲学論考』の基本的性格の成立 『秘密の日記』が書かれた時期とその内容 『草稿』にみられる「一九一六年六月一一日」という日付 ブルシーロフ攻勢 『論考』の基本的性格の決定 「語りうるもの」と「語りえないもの」の相補性 六 ふたたび『論考』六・五二二にかえって 自らを「示す」神――『論考』の「六・五二二」の解釈 第五章 『哲学宗教日記』にみる「宗教者」ウィトゲンシュタイン 「神との和解」 変転する魂の記録 人は新しい言語ゲームを学ぶ 神からの要求と告白 絶対的なものを目指す努力 光の輝きとともに 生の問いは「宗教的な問い」である 太陽を待つ 「そのあるがままに」 「神のみがほめたたえられるべし!」 第六章 ユダヤ人意識と同性愛をめぐって ウィトゲンシュタインのユダヤ人意識 同性愛 第七章 ウィトゲンシュタインの宗教観 「絶対的価値」と「相対的価値」 「証拠」の拒否と、生活を「統制する」ものとしての宗教 制度としての宗教の批判 寛容の精神 終章 自分が「神に対して」語ることと「神について」他人に語ること ウィトゲンシュタインの「矛盾」 「矛盾」を解く鍵
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著者の主張がどの程度まで認められているものかは知らない のだが、私にとってはこの本に書かれている宗教者としての ウィトゲンシュタイン像は今まで知らずに隠れていた彼の 「半身」に出会うという大きな気付きとなった。今となって は哲学者としてのウィトゲンシュタイン以上に宗教者として の...
著者の主張がどの程度まで認められているものかは知らない のだが、私にとってはこの本に書かれている宗教者としての ウィトゲンシュタイン像は今まで知らずに隠れていた彼の 「半身」に出会うという大きな気付きとなった。今となって は哲学者としてのウィトゲンシュタイン以上に宗教者として のウィトゲンシュタインが重要に思えている。トルストイの 要約福音書も読んでみたい。
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