防災福祉先進国・スイス 災害列島・日本の歩むべき道

川村匡由(著者)

• 販売会社／発売会社: 旬報社
• 発売年月日: 2020/06/19
• JAN: 9784845116362

商品レビュー

2020/09/12

内容がきちんと調べられていて良いと思う、タイトルと中身のズレはあるけれどレポート形式の論文としても良い纏まり方。(最終章でもっと日本とスイスの類似点やお互いに真似できるところを書くとさらに良いかも)

スイスの豊かさの理由、平時から核戦争に備えたり医療体制を地方部でも充実させていることがわかった。スイスで仕事をしたりする人やスイスの社会情勢や社会保障その他全般について知りたい人にもおすすめ。
レポート形式の論文としてもタイトルと中身の多少のズレ以外はとてもよくまとまっているので、大学のレポート(エッセイではなくて)の書き方の参考にもなるかもしれない。
ただ、スイスは日本の九州ほどのサイズであること、人口の差、今まで400年間参戦していないからこそ発展させられた技術もある。また、スイスは災害がかなり少ないので災害が多い日本との対比になるかは不明。
多分タイトルを防災福祉先進国スイスとするのではなくて、スイスのように軍事や医療•社会保障がしっかりしていると災害や戦争に備えやすくなる、日本が災害に強くなるためにもこういった基盤を強化していきたいという方向にすれば内容と一致する気がする。

2020/07/12

30代男性
熊本県の豪雨被害を見て、今後全国的に対策の必要性を感じ、「防災福祉先進国スイス」というタイトルから、防災対策を知りたくて読みました。
スイスという国の成り立ちから現在の経済状況や福祉介護制度まで、本全体の半数ページ以上にわたって記載されて、最後に、日本との比較について言及されている。
スイスという国が豊かであることが理解できたが、そもそも自然災害が少なく、私の知りたい内容ではなかった。BCPの観点から、スイス工場を建設することは安定生産ができ良いかもしれない。