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近現代史からの警告 講談社現代新書2572
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/06/17 |
JAN | 9784065199367 |
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近現代史からの警告
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
昭和の恐慌とそれに対する無策が国民の青年将校の国家改造運動へ正当性を与え、軍ファシズムへとつながっていった
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2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月29日作成
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最近ときどき「関口宏のもう一度!近現代史」という番組を見ている。学校の授業ではおろそかになりがちな近現代史をじっくりたどってくれる番組なんだけど、解説役として出演している保阪さんの書いてる本を読んでみたいと思って読んでみた。 番組では関口宏の言うことを「そうですね、そうですね」と...
最近ときどき「関口宏のもう一度!近現代史」という番組を見ている。学校の授業ではおろそかになりがちな近現代史をじっくりたどってくれる番組なんだけど、解説役として出演している保阪さんの書いてる本を読んでみたいと思って読んでみた。 番組では関口宏の言うことを「そうですね、そうですね」と受けている好々爺って感じなんだけど、やっぱりそれは識者の余裕ともいうべきもので、この本のなかでは言うことちゃんと言っているというか、明治以降で日本は成功したようで実は迷走していたんじゃないかなとか、個人としての明治・大正・昭和・平成天皇の実像とか、やっぱり軍事をのさばらせちゃいかんなとか、いろんな示唆を与えてくれる。 大要としては「歴史から学べる」ということなんだと思う。よく言われることではあるけれどこの本を読んで思ったのは、歴史から学ぶとは、かつての失敗を振り返り分析することで、いま直面している課題を乗り越えられる策が導ける(ことが多い)ということ。 ところが、わりとかつての成功にすがるかのようになぞることで物事を進めてしまうことって、私にも、安倍君にも、日本の会社や社会にもよくある気がする。大切なのは、失敗したことにしろ、成功したことにせよ、確固たる思想……とまでいかなくても考えの軸をもって振り返りとらえ直すこと。 2020年のコロナ下で書かれたので、太平洋戦争の反省点を踏まえたコロナ克服の展望としてこんなことが挙がっている(p.227)。 ①相手方(「敵」となるのだが)の実態をくまなく知る。 ②対抗する手段(戦略、あるいは戦術)を考える。 ③対抗しうる国力、戦備を持っているかを検討する。 ④開戦を国民に納得させる。 ⑤戦いの現状とその経過を正確に伝える。 ⑥戦いの終結の目処を伝える。 いったん新型コロナウイルスの蔓延が落ち着いたような2021年11月のいま、上記6点を踏まえてこの2年ほどを振り返ると、どう考えたって「できてない!」って思っちゃうよね。特別なことをせずに過ごしてきたつもりの自分としてあえて客観的にいえば、日本政府も日本の多くの国民もあの頃と変わらず同じような轍を踏んだんだねと思う。 小見出しがふんだんについていて、細切れで読めそうだけど、これはたぶん編集者が勝手につけたんだろう。ひとつの話がぶつぶつ切られているような箇所が散見され、かえって読みにくい。ひとまとまり読み終えたつもりが読み終わってなかったみたいなことになる。だいたい、小見出し以降の文の冒頭が、小見出し以前に出ていたものの代名詞で「この○○は」「あの△△については」みたいになるってなしでしょ。
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