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鈴木家の嘘
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鈴木家の嘘

野尻克己(著者)

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鈴木家の嘘

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2020/06/17
JAN 9784591166666

鈴木家の嘘

¥1,760

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2024/08/22

笑えるシーンが多く、決して暗い作品ではないが、過酷な運命を背負ってしまった人たちの苦しみが伝わってくる。木皿泉さんの『昨日のカレー、明日のパン』『さざなみの夜』が好きな私にはとても良かった。

Posted by ブクログ

2023/02/16

テレビドラマ『きのう何食べた?』の監督を務めた野尻克己さんの小説デビュー作。 実の兄を自死で亡くした著者の実体験を元に描かれている。 三年間、引き籠っていた鈴木家の長男・浩一がある日突然自室で自殺する。 鈴木家の父・幸男、母・悠子、妹・富美、物語は3人の視点で交互に語られる。...

テレビドラマ『きのう何食べた?』の監督を務めた野尻克己さんの小説デビュー作。 実の兄を自死で亡くした著者の実体験を元に描かれている。 三年間、引き籠っていた鈴木家の長男・浩一がある日突然自室で自殺する。 鈴木家の父・幸男、母・悠子、妹・富美、物語は3人の視点で交互に語られる。 非常にショッキングなテーマでありながら、所々に「嘘」を交えユーモアさえ感じられる。 残された遺族の「何故?」考えても答えなど出ない空しさ。 家族の葛藤と自罰感情が伝わる。 生きる事は簡単ではない。 それでも死を選ばずに生きていて欲しいと心から願う。

Posted by ブクログ

2020/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自死した息子と残された家族の苦悩と葛藤。 小説初執筆。 ひきこもりの浩一が首を吊り、その現場を発見し、ショックで記憶喪失になってしまった母・悠子。 父・幸男と娘・富美は、浩一がひきこもりを脱し、アルゼンチンで働いていると嘘をついてしまう。 息子に対し、向き合ってこなかった父、兄を好きでありながら、自分の理想の兄から離れていく兄に憤りを覚えていた富美、浩一を心の底から愛している悠子。 母の記憶が戻る時、家族の心情が爆発する。 残された者は生きなければならない、その苦悩と葛藤、創生を描く。 脚本家らしい書き方というか、つながりが「んっ?」と思う部分あり、イマイチ乗らなかった部分も。 霊媒師のところいるかな? でも話はとても面白かった。

Posted by ブクログ

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