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絵本の春 A Picture Book in Springtime
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絵本の春 A Picture Book in Springtime

泉鏡花(著者), 金井田英津子(絵)

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絵本の春 A Picture Book in Springtime

2,310

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日出版社
発売年月日 2020/06/11
JAN 9784255011868

絵本の春

¥2,310

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怪奇幻想ホラーは古典の方が怖いと改めて実感する。屋敷町の荒れ果てた裏小路、十歳くらいの「私」が土塀の一ヶ所にくっついて庭の中を覗いていた。占い師をしている小母さんがやってきて、恐ろしい伝説を聞かせてくれた。「あの組屋敷の侍が巳巳巳巳、巳の年月の揃った若い女の生肝で治るというので、侍は人買いから若い女を手に入れ、雨戸をまな板代わりに、女の裸を鎹で打ちつけ、真っ白な腹をずぶずぶと割く。そして蛇は美女に化け、洪水を起こしたのだ。」すべては蛇の怨念だった。口語体ゆえに怖さが倍増した。④

Posted by ブクログ

2023/04/26

★新坊や、可恐い処だ、あすこは可恐い処だよ。  絵が凄い。それだけでも持っておきたくなる。  あやしい小路があり逢魔が時なは貸本屋の札が貼られているのが見えたりするのだが占いをやってる小母さんは一度死んで甦ったことがあり身体も大きくなかば魔に近い存在なので平気でそのせいか少年だっ...

★新坊や、可恐い処だ、あすこは可恐い処だよ。  絵が凄い。それだけでも持っておきたくなる。  あやしい小路があり逢魔が時なは貸本屋の札が貼られているのが見えたりするのだが占いをやってる小母さんは一度死んで甦ったことがあり身体も大きくなかば魔に近い存在なので平気でそのせいか少年だった頃の「私」もなんとなく親しみを感じていたりしてひっそりと覗いてみたりするのだった。

Posted by ブクログ

2022/01/23

なんて美しい画本だろう。 鏡花の名文から立ち現れたような絵が誘う、奇しくも美しい世界。 "…鏡花はまるで物語というものの永続性を言祝ぐかのようなタイトルにふさわしく、作品の舞台を花咲き誇る爛漫の春に置き換えた"…。

Posted by ブクログ

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