![食品添加物はなぜ嫌われるのか 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー DOJIN選書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001947/0019479482LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 化学同人 |
発売年月日 | 2020/06/06 |
JAN | 9784759816839 |
- 書籍
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食品添加物はなぜ嫌われるのか
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食品添加物はなぜ嫌われるのか
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
食品添加物について、曖昧な雰囲気で判断するのではなく、冷静に情報を見分けることが重要という話。天然物や合成化合物より安全とは限らないし、化学物質汚染より微生物汚染の方が危険かもしれない。物事は、1つの検査で判断するのではなく、複数を組み合わせて、総合的に判断するのが重要というのは...
食品添加物について、曖昧な雰囲気で判断するのではなく、冷静に情報を見分けることが重要という話。天然物や合成化合物より安全とは限らないし、化学物質汚染より微生物汚染の方が危険かもしれない。物事は、1つの検査で判断するのではなく、複数を組み合わせて、総合的に判断するのが重要というのは分かるが、複雑すぎるし、総合判断は専門家の偏見で曲げられそうな危険性も感じた。
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【学内】 https://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail/?id=9552 【学外】 https://mol.medicalonline.jp.iuhw.remotexs.co/library/ebooks/detail/?...
【学内】 https://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail/?id=9552 【学外】 https://mol.medicalonline.jp.iuhw.remotexs.co/library/ebooks/detail/?id=9552 最初に利用する際は、eリソースコネクトへログインし、上記URLを再度クリックしてください
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分が如何に表面的な情報に流されているのか思い知らされることが幾つかあった。食品表示の何を見てどう判断するか、それが健康に関わる重要な情報なのか、それとも企業や業界の広告に過ぎない無意味なものなのか。何となく国産が良さそう、昔から食べられているものだから安全、よく分からない食品添加物が含まれるから避けよう、という判断基準が如何に曖昧か。この本のすべてを鵜呑みにするわけではないが、前に読んだ本とは対象的な内容もあり、主張の異なる本を読むのは面白い。 以下覚え書き。 ヒジキに含まれる無機ヒ素はヒトでの発がん性が確認されていて、その作用は遺伝毒性(遺伝子を傷つける)による可能性が高いため、放射性物質と同じように、摂取量は実行可能な範囲でできるだけ少なくすべきもの。欧州やオーストラリアでは販売禁止あるいは基準値を設定して厳しく管理されている食材。 また、ヒジキの鉄分の大部分は茹でる際の鉄釜由来であったことがわかっている。 乾燥ひじきは水戻ししてから茹でるなど、手間をかけてもヒ素の含有量は7分の1程にしかならず、目安量の数十倍から数百倍とってしまうことになる。それに比べたら食品添加物の鉄のほうが安全。 「今まで食べてきて大丈夫だった」という食経験は発がん性物質についてはあてにならない。 日本人の健康にとって最も害が大きい食品添加物は食塩。法律で定義されている食品添加物を嫌って、食塩を多く使った昔風の梅干しなどがよいといった言説は健康にとって有害無益。和食の最大の欠点は食塩摂取量が多くなること。海外デ和紙ブームが起こった程度で和食の健康への影響に関する科学的根拠が乏しいのに推進しようというのは通用しない。どこの国の人たちも自国の食文化には誇りをもっていて、同時に健康にもよいものだと信じたい。それでも欠点を発見、改良し、適応していくのが科学。 カフェイン摂取量は妊婦さんや子どもでは成人より少なく設定されている。これは妊娠中のカフェイン摂取量が1日200ミリグラムを超えると、生まれてくる赤ちゃんの体重が60〜70グラム少なくなる可能性が、カフェイン摂取量の少ない群より6%ほど高くなるという結果が出たため。これは妊娠中のビタミンA過剰摂取による赤ちゃんの先天障害のようなものに比べればさほど重要ではないと考えられる。また、子どもの脳機能の発達に、カフェインが有害影響を与えるという明確な根拠もない。ただ、脳の発達が盛んな時期に中枢神経系に影響するようなものを恒常的に摂取するのは勧められない。 食品の表示で重要なのはリスクが大きいもので、アレルギー物質や消費期限。次に長期的に健康に映姫するもので栄養成分表示など。原材料中の食品添加物や産地は安全性とは関係ない。識別に自信のない消費者が食品偽装に騙されたくないのなら、同じような野菜や果物、魚が一方は国産で値段が高く、もう一方は中国産で値段が安いのなら、中国産と表示してあるもののほうが偽装の可能性は低い。何となく雰囲気で良さそうと判断してしまう人たちが偽装の標的。
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