商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青磁社 |
発売年月日 | 2020/05/10 |
JAN | 9784861984648 |
- 書籍
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千夜曵獏
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千夜曵獏
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
2022-08-17 再読。 イスラム圏に住みながら輪廻転生の話をする違和感じが好きだ。その土地の神に馴染みきれていない寂しさや、どこか突き放した、あるいは突き放された、土地と薄皮一枚の距離のある感じを勝手に受けている
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大好きな歌人、下手すればキザな感じがしてしまう比喩や言葉も、結局一本の歌や連作で見た時のカッコ良さ、切なさに圧倒された . 黒に染めたあなたの揺れる髪の毛の、鯨はかつて陸を歩いて . 〜"の"とやわらかい印象で上の句を終える歌が多い、揺れる髪の毛の、&...
大好きな歌人、下手すればキザな感じがしてしまう比喩や言葉も、結局一本の歌や連作で見た時のカッコ良さ、切なさに圧倒された . 黒に染めたあなたの揺れる髪の毛の、鯨はかつて陸を歩いて . 〜"の"とやわらかい印象で上の句を終える歌が多い、揺れる髪の毛の、"今、この瞬間"が、スローモーションで切り取られる。すると下の句でイメージは一気に太古の時代へ。黒に染まったあなたの髪の毛はかつて明るい色だったのかも、それに僕は慣れていたけど、でも今目の前の髪は(鯨のように?)黒く(かつての陸を歩いていた鯨はどんなかんじだったんだろう?茶色い感じ?)かつての髪色だったあなたとの日々はもう大昔のように感じられる?そんな"今"と"過去"との対比
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4刷と版を重ね、大きな反響を巻き起こした『砂丘律』から4年、30代に差し掛かった千種創一が次なるストーリーを拓く。あくまで短歌定型にこだわりながらも、その範を自在に超え、闊達に韻文律を操る。言われなければ、屹立した詩が短歌だと気付く人は少ないかも知れない。しばらくの沈黙を破った千...
4刷と版を重ね、大きな反響を巻き起こした『砂丘律』から4年、30代に差し掛かった千種創一が次なるストーリーを拓く。あくまで短歌定型にこだわりながらも、その範を自在に超え、闊達に韻文律を操る。言われなければ、屹立した詩が短歌だと気付く人は少ないかも知れない。しばらくの沈黙を破った千種創一の、二篇の詩を含む新たな一冊。 『砂丘律』を読んで衝撃を受けたんですけど、やっぱりこの人の紡ぐ言葉がめちゃくちゃ好きだ。鮮やかに目の奥に情景が浮かぶというか、心地のよさがすごい。中東に住んでいるという著者の謎に包まれた感じもなんかいい(笑)表紙もこだわりが見えて素敵だけど、筆者が願っているようにこれからボロボロになるまで読み込みたい。
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