商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 金剛出版 |
発売年月日 | 2020/05/25 |
JAN | 9784772417624 |
- 書籍
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自殺学入門
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自殺学入門
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ニュースで取り上げられる学生や芸能人の自殺をみて、どうして、何故という疑問から読んでみた。 読んでから日数経ってしまったため覚えている限りで記載する。 まず、著者のあとがきに書いてあった、自殺について研究することは面白いという記述が正直な観点からで良かった。自殺は非常にナイーブな問題であることを前提に、それでもなぜ自殺してしまうのかを研究することは面白いと記載してくれるのは著者の裏表のない意見と捉えられて私は良いと思った。自殺について重く受け止めている読者にとっては、反感を買う可能性もある記載なのだろうとは感じる。 なぜ自殺してしまうのか。 ざっくり書くと、やはり、生きている現実が辛いために、死によって得られる解放を求めて自殺してしまうというのが大部分だと思う。 これを読んで自殺は絶対にしてはならないと安易に言えなくなってしまった。生きていることに耐えられないという状況にある人に、それでも生き続けろと他人が口を出しても良いものか。結局、その人の人生の決断はその人に委ねられる。どうしても耐えられない人生に自分で終止符を打つことは、場合によっては肯定的に捉えられるケースもあるのではないかと思った。(例えば難病で全身が痛み、耐え難い苦痛を何年も感じている患者など) でも、それでも止められるものは止められた方が絶対に良い。特に若い学生のいじめ自殺などの問題は解決されるべきであると思う。 少し脱線してしまうが、最近のネットの誹謗中傷等の様子をみていると、集団が1人を徹底的に袋叩きにする様子は日常に溢れている。いじめをする気質は、多くの人が持っている一面的な部分なのだと思う。 それを0にするのは恐らく無理だろう。だから、まずはいじめを受けて自殺に追い込まれてしまう学生に関しては逃げ道を用意してあげるべきなのだろうと思う。 ネットの誹謗中傷に関しては、現状も社会問題として取り上げられているため、ネットリテラシーの発展が鍵を握ると思う。 いずれにしても、いじめをしてしまう人の性質を認知しつつ、解決する道を模索していく必要があるのだろう。(一個人として何ができるのか全く掴めていないため、相談を受けるためにどうあるべきかを知るために心理カウセリングの本など読んでみたい。) その他。 近年の安楽死の導入問題などに関心が高まった。 また、自衛隊の自殺者が多いという記述にも興味をもった。
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「死にたい」気持ちへ周りの人がどうアプローチしていけばいいかから始まり、これまでの歴史上(宗教上)での自死の扱いや、今の政府の自死予防対策が適しているか、マスメディアの扱い方など、1冊で学べることが多かったです。
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烏兎の庭 第七部 5.14.23 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto07/diary/d2305.html#0514
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