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裁判官幹部人事の研究 増補改訂版 「経歴的資源」を手がかりとして
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 五月書房新社 |
発売年月日 | 2020/04/28 |
JAN | 9784909542298 |
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裁判官幹部人事の研究 増補改訂版
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裁判官幹部人事の研究 増補改訂版
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借りて読みましたが、裁判官人事が・・・こんな研究対象になるとは・・・・ 検討対象は最高裁判事・高裁長官・地家裁所長・行政官庁幹部ポスト。これらの歴代全裁判官の出身大学・経歴を一覧にして様々な角度から分析しています。 知った裁判官の名前もチラチラと。あと山中理司弁護士も出てきて敬わ...
借りて読みましたが、裁判官人事が・・・こんな研究対象になるとは・・・・ 検討対象は最高裁判事・高裁長官・地家裁所長・行政官庁幹部ポスト。これらの歴代全裁判官の出身大学・経歴を一覧にして様々な角度から分析しています。 知った裁判官の名前もチラチラと。あと山中理司弁護士も出てきて敬われている(「その徹底性は驚嘆の一語に尽きる。」) 最高裁判事になる人が多く経験する「経歴的資源」は何か。→高裁長官(の中でもどの高裁かを詳細に分析)、事務総長、司法研修所長、首席調査官、法務省民事局長。 高裁長官相互間の異動関係。 高裁管内別、地家裁所長の異動と「管内定着者」の割合優劣。 ・・・ 数年単位で全国異動という現在の仕組みを作ったのは鈴木忠一さんというかただそうです。それまでは最初に大都市か否か決まったら10年間変わらず、大都市外の裁判官の士気を保てなかったために考案された仕組みだそう。 全国に配置しなきゃいけない中、公募制にしても偏りが生じることは必ずあるだろうし、じゃあどんな仕組がいいんだっていったら、ほんとに難しいですね。 「わからないようでわかる出世ルートみたいなのがあるから、裁判官が出世を行動動機にしてしまい、よくない」と筆者は言うけど、他の行政官庁でもパターン化は珍しいことではないし、組織である以上、ある程度はやむを得ないと思う。 しかも裁判官人事は明確な評価指標がない中で、適材適所を見極めつつ誰かを幹部ポストに就けていかなくちゃならないんだから、よりどころを求めたくもなりそう。
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