「優位戦思考」で検証する大東亜戦争、日本の勝機 真摯な敗戦の分析がこの国の未来を拓く ワニブックスPLUS新書

日下公人(著者), 上島嘉郎(著者)

• 販売会社／発売会社: ワニ・プラス/ワニブックス
• 発売年月日: 2020/05/26
• JAN: 9784847061257

商品レビュー

2020/07/13

日本にとって、太平洋戦争とは無謀な戦いだったのか。
外交面や戦略面といった面から考える。日本軍の失敗を分析した失敗の本質にも通じる所もありますが、アメリカのハルノートを海外に公開して、日本の立場を海外に示すべきという考え方もあるのも、今の感覚で当時を考えたものかなと思う面もあります。日本人のひとが良すぎる部分もあるのかもされませんが。
戦争目的のグラウンドデザインが描けていないことは、失敗の本質にある通り。たらればばかりを考えるのは良くないですが、今の日本のあるべき姿なども考えると、当時と今はそんなに変わっていないのではと思わずにいられません。
「未来は過去からやってくる」
過ちを犯したものと罰するもの。犯罪は罰せられなければならないけど、その根底にあるものを認識できなければ歴史は繰り返すかもしれない。