商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2020/05/21 |
JAN | 9784838730971 |
- 書籍
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鉄路の果てに
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鉄路の果てに
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商品レビュー
3.6
18件のお客様レビュー
中国ロシアと国境超えの長い旅路の紀行文。日本が満州を侵略していた当時のことをまじえながらすすむ。日本人を助ける為に進んだ関東軍のはずだつたがいざその時には多くの日本人を見捨て上級民と共にとんずらした。結局日本人は日本の戦争を推し進めた政治家たちに殺された。暗い歴史を振り返りながら...
中国ロシアと国境超えの長い旅路の紀行文。日本が満州を侵略していた当時のことをまじえながらすすむ。日本人を助ける為に進んだ関東軍のはずだつたがいざその時には多くの日本人を見捨て上級民と共にとんずらした。結局日本人は日本の戦争を推し進めた政治家たちに殺された。暗い歴史を振り返りながらも清水さんの車内でのエピソードを織り込んで旅は終わった。南京事件を調査せよの方が興味深く読めた。
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非常に読みやすく、勉強になった。令和版深夜特急といった感じ。鉄道と戦争の関係が非常によくわかった。満州やシベリア鉄道、ぜひ行って、乗ってみたい。
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国は民衆の命を犠牲にして戦争を仕掛ける。権力者は民族云々という空疎な思想によって暴走する。戦死によって労働力を失った戦勝国は、捕虜を尊厳無視して強制連行する。そこは極寒のシベリアであり、乏しい衣食住によってさらなる落命を連鎖させてしまう。この書籍ではその責任を問うのではなく、現在...
国は民衆の命を犠牲にして戦争を仕掛ける。権力者は民族云々という空疎な思想によって暴走する。戦死によって労働力を失った戦勝国は、捕虜を尊厳無視して強制連行する。そこは極寒のシベリアであり、乏しい衣食住によってさらなる落命を連鎖させてしまう。この書籍ではその責任を問うのではなく、現在の街を行き交う道程と戦後の変貌を辿っていく。そこに戦争の空気は消えてしまっても、人びとの記憶はまだらに残されている。戦争を知らない、ではなく、知ろうとする、そして誰も幸せにならない戦争をしてはならない。と痛感する。
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