商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2020/05/20 |
JAN | 9784334913472 |
- 書籍
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黙(しじま)
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黙(しじま)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
2ヶ月ほど前に「乱菊」と「介錯人」を読んだ。不浄な首斬人と蔑まれる生業の主人公の物語なので結末は当然、罪人の介錯、武士が切腹する時の介添えの役割を果たす事で締め括られる。 切られる方の素性やエピソードは面白いのだがラストは「死」なので重くて続編を読む事はないかと思っていたのに結局...
2ヶ月ほど前に「乱菊」と「介錯人」を読んだ。不浄な首斬人と蔑まれる生業の主人公の物語なので結末は当然、罪人の介錯、武士が切腹する時の介添えの役割を果たす事で締め括られる。 切られる方の素性やエピソードは面白いのだがラストは「死」なので重くて続編を読む事はないかと思っていたのに結局手にとってしまった。 あまりにもクールに描かれている主人公、別所龍玄の子供時代の話も興味深く、毎回ちょっとずつ出てくる彼の家族にほっこりさせられ、虜になってしまっているのだろうなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いいよ、いいよ 時代小説で最初はちょっと小難しいモチーフを扱った内容だなぁと思っていたけど、なかなかの人情ドラマで、話の展開や前置き、顛末といった構成そのものも素晴らしい。 いくつかの短編を通して主人公の生い立ちや成長を見る事が出来るので読んでいくほどにのめりこんでいく。 内容はなんとも歯がゆい事件に巻き込まれて罪人になった話ばかりでやるせなさ、はかなさを感じながらも首切り人、介錯人となった主人公を思う。 最後までしっかり読ませてくれる久しぶりの名作でした。
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別所龍玄を描いた短編集。どのエピソードも印象的だが、別格の強さを見せる「破門」がやはり1番良かったかな。
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