2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 星海社新書160

瀧本哲史(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2020/04/27
• JAN: 9784065194287

商品レビュー

2024/08/12

通院中にサクッと読めた。
喝を入れてくれた一冊。
人生への主体性を持ち続けたい。
また自分が事業を起こす際には「自身のバックグラウンド」「なぜやるのか」を強く想起させてエネルギーにしたいと思った。

◎学び
自分の人生は、自分で考えて自分で決めろ

学ぶ理由 : 他の見方、考え方があり得る事を示すため
→分かりやすい答えやバイブルを安易に求めてはいけない

交渉のゴールは「合意を得る事」に尽きる
→相手が非合理な思考をしているならば猿だと思い、「なぜそう考えるのか」を考えろ
→自分の都合では無く相手の利害を研究する
→話すよりも聞く
→相手の懐に入ってユニークな価値を伝えられたら合意は得られる

仲間は必ず「いる」
→環境を変えてでも、真剣に探せ
→自分と異なるバックグラウンドの仲間を探せ

アイデアでは無く、やるメンバーの実行力が最重要である
→同じアイデアは沢山ある中で、「自分だからその事業をやる意味がある」というストーリーと人生経験や人間関係は誰にもパクれない、最大の差別化要因になる
→ベンチャーが成功するかは「この人は成功する」「いや、この人を成功させなければならない」と思って貰えるかどうか

2024/08/04

・自分で考えて生きる。自分の人生は自分で決める
・そのために、自分自身を拠り所にする為に、真に学ぶ必要がある。

以下抜粋メモ

自ら明かりを燈せ。つまり、他の誰かがつけてくれた明かりに従って進むのではなく、自らが明かりになれ、と突き放したわけです。

外見だけは人間なんですけど、やってることは人間以下という人が考者、見女問わず世の中にはたくさんいてですね、そういう人たちに「早く人間になってくれ」ということです。厳しいことを言うと、「自分で考えてない人は、人じゃない」わけです。
かつてアリストテレスは「奴隷とは何か？」という問いに、「ものを言う道具」と答えました。僕がいまの世の中を見ても、けっこうな数の「ものを言う道具」の人がいます。一応ものは言って人間のかたちはしてるんですけど、自分の頭で考えてない人があまりに多いので、そういう人を人間にしなきゃいけないという問題意識というか、使命感もあります。
現代社会では、しっかり自分の頭で考えられない人間は、「コモディティ（替えのきく人材）」として買い叩かれるだけですからね。

「自分の人生は自分で考えて決めてください」

「誰か」や「何か」に頼りたくなる気持ちは、僕も同じ人間なんでわからなくもないです。でもその心の弱さに負けちゃいけないんです。
ただ、自分で考えるためにはやっぱり、考える枠組みが必要なんです。その枠組みが教養であり、リベラルアーツであるということです。
遺者や知識をひけらかすために教養があるのではありません。自分自身を拠りどころとするためにも、真に「学ぶ」必要があるんですよ。

なので、「その人にしかないユニークさ」というのが、いちばん盗めないと思います。

しゃべったところでパクるどころか誰も関心を示さず、むしろ「あそこのマーケットは絶対ダメだ！」とみんなが避けるようなビジネスのほうが、可能性があるんです。そういうテーマかどうかってことです。
→今の時代における石炭業界

2024/07/27

自分で考えたくない人は、人ではない
アリストテレスは奴隷とは何かという問いに、ものを言う道具と答えた。
つまり、自分で考えない人は、ものを言う道具である。

奴隷でも猿でもなく、人間になろう。本を読んで終わり、人の話を聞いて終わりではなく、行動せよ。

パラダイムシフトの話し
パラダイムシフトは一瞬で起こるのではなく、長い年月をかけて起きる。前の世代がいなくなって。
下の世代が正しい選択をしていけば、いつか必ず世の中は変わる