商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2020/04/22 |
JAN | 9784794970404 |
- 書籍
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街場の日韓論
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街場の日韓論
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商品レビュー
4.3
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内田樹を編者とした、「日韓関係」をテーマにしたアンソロジー。 内田樹による、寄稿者への依頼文によれば、本書を編んだ趣旨は、日韓関係が「たぶんいまの日本において最も喫緊な論争的主題」であるからという内田樹の考えによっている。 本書は2020年4月の発行であるが、編者が寄稿を依頼した...
内田樹を編者とした、「日韓関係」をテーマにしたアンソロジー。 内田樹による、寄稿者への依頼文によれば、本書を編んだ趣旨は、日韓関係が「たぶんいまの日本において最も喫緊な論争的主題」であるからという内田樹の考えによっている。 本書は2020年4月の発行であるが、編者が寄稿を依頼した時点では、内田樹の認識によれば、「日韓関係は僕が知る限り過去最悪」という状態。一方で、日韓関係はクリアカットに、こうすれば解決できるというような解決策があるわけではなく、無数の問題が絡み合って、ほどけにくくなっている状態。それでも、問題が絡み合って出来ている結び目の一つだけでも良いので、「ここは、こうやるとほどけるかも知れないという知恵をご教示頂きたい」という趣旨で編まれたものだ。 内田樹も一文を寄せているが、その他の寄稿者は、小田嶋隆、白井聡、鳩山由紀夫(元首相)、平田オリザ、その他といった方々で、本当に色々な観点から文章を寄せている。内容は、内田樹の書いている通り、一刀両断といった類のものではなく(白井聡を例外として)、「一気に解決できるとは思えないけれども、熟慮しながらやっていこう」という内容だ(乱暴にまとめると)。 韓国の人たちに対してばかりではないが、一時期、外国人に対してのヘイトスピーチが大きな問題となった時期があった(もちろん、今でもある)。韓国の人たち、あるいは、ヘイトスピーチを行う人の中には、相手に対しての、ゆがんだ優越感があると本書の中で平川克美は書いている。そうなのだと思うが、ゆがんでいるとは言え、ヘイトスピーカーの優越感の根拠の一つであった、日本の経済優位性も失われつつある。だからヘイトスピーチがなくなるわけではないが、ヘイトスピーカーを含め、もう少し皆が足元を見なければいけないのかな、とも思う。
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日韓の間にある悪感情の源泉や、最近の韓国の行動の根っこが知りたくて読みました。 初めての知識や考え方に、衝撃を受けてくらくらしました。 どんなこともまずはちゃんと知ることから。そうであるのに、知ることすら阻害され、なかったようにされているのなら、問題の解決なんて望むべくもない。 ...
日韓の間にある悪感情の源泉や、最近の韓国の行動の根っこが知りたくて読みました。 初めての知識や考え方に、衝撃を受けてくらくらしました。 どんなこともまずはちゃんと知ることから。そうであるのに、知ることすら阻害され、なかったようにされているのなら、問題の解決なんて望むべくもない。 もう少し、この辺りのものを知ってみようと思います。
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“困ったときには素直に困る。わからないときは「わからない」と正直に言う。うまくことが運ばないときにはしょんぼりする。その方が知力体力ともに働きがよくなるということは長く生きてきてわかったことの一つです。別に逆説でもなんでもなく、ほんとうの話です。”(p.9) “知らないなら知...
“困ったときには素直に困る。わからないときは「わからない」と正直に言う。うまくことが運ばないときにはしょんぼりする。その方が知力体力ともに働きがよくなるということは長く生きてきてわかったことの一つです。別に逆説でもなんでもなく、ほんとうの話です。”(p.9) “知らないなら知らないで、自分自身が無知であることを自覚したうえで、そのことを前提にものを言わなければならない。”(p.139) “一人ひとりの生のほんの一部を教えてもらうことで、世界がいかに複雑で自分がどれほど無知なのかという事実に向き合う。”(p.223)
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