商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2020/04/08 |
JAN | 9784344035911 |
- 書籍
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僕が手にいれた発達障害という止まり木
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僕が手にいれた発達障害という止まり木
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『僕が手に入れた発達障害という止まり木』 著者 柳家花禄 幻冬舎 2020年 この本は落語家の柳家花緑さんが自身が悩まされてきた発達障害(花緑さん自身はLDとADHDだそうだ)に関して、自身の生い立ちを、そもそも発達障害とはなんなのか?を軸に振り返っていくという内容である。 ...
『僕が手に入れた発達障害という止まり木』 著者 柳家花禄 幻冬舎 2020年 この本は落語家の柳家花緑さんが自身が悩まされてきた発達障害(花緑さん自身はLDとADHDだそうだ)に関して、自身の生い立ちを、そもそも発達障害とはなんなのか?を軸に振り返っていくという内容である。 まず、著者が発達障害に気付いたのは、あるテレビ番組で、学校の成績を発表したその後に1人に肩から事務所にメールが届き「うちの息子も、花緑さんと同じ障害を持っています」と言われたことが発端であるそうだ。最初は驚いた著者だったが、やりとりをしているうちに、小さい頃からの違和感が繋がり、テレビ番組の企画で病院で検査してもらった所、医者から「きれいなディスクレシアですね」と言われたそうである。 そこから、著者は自身の止まり木を得たようで、「これは僕に取ってすごくエネルギーを必要とするので、少し時間をください」「ちょっと休ませてください」と言えるようになったと語っている この本では発達障害に関して重要なことがいくつも書かれているが私は主に3つあると考えている 1発達障害は複合して発症することもあるということ 例えば、著者のようにLDとADHDであるとかつまり1つだけを発症しているとは断言できない可能性の方が高い 2それにより2次障害を発症する可能性も高まるということ 2次障害とは発達障害の中核症状とは別にして、周りの対応などにより、発症してしまういわば、周りの無知、無理解が原因で起こる症状のことである 例)うつ病、パニック障害、対人恐怖症etc 2ニューロダイバーシティという考え方がこれからの主流になるであろうということ ニューロダイバーシティとは脳の多様性つまり一人一人の脳にはそれぞれ違いがあって、その違いは決して優劣ではなく、「個性」だという考え方である 最後に私が面白いと思った箇所を引用する。対談の場面である。 岩波 考えがあちこちにいくのは「マインド・ワンダリング」といいます。心が徘徊する、という意味です 花緑 アハハハ。僕の場合、徘徊しまくっています 岩波 でも、マインド・ワンダリングは悪いことばかりではありません。芸能や芸術の世界では、むしろそれがプラスになる場合もあります。話がどんどん広がる分、連想も広がるんですよ。だから、創造性にもつながるし、そういうデータも報告されています。企業でも企画を立てる人や、起業家で成功している人はそういう傾向がある人が多いです。 いわゆる、発達障害天才論の文脈で語られているような話だが、ここもよく気をつけないと、自分が子どもに望んでいることは天才性であるのか、その子自身であるのかわからなくなってしまう恐れもあるだろう。必要なのは、その子が何を望み、どう考えているか向き合うことなのだと考える。
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上手くいかなくて落ち込んだ時でも、発達障害の疑いで悩んでいる時でも、気持ちを軽くしてくれる本です。 ディスレクシアをもつ柳家花緑さんが自身の経験や取り巻く人たちの話を元に、苦しかった時の乗り越え方や、発達障害があるということについての付き合い方のティップスが詰まっている。 実...
上手くいかなくて落ち込んだ時でも、発達障害の疑いで悩んでいる時でも、気持ちを軽くしてくれる本です。 ディスレクシアをもつ柳家花緑さんが自身の経験や取り巻く人たちの話を元に、苦しかった時の乗り越え方や、発達障害があるということについての付き合い方のティップスが詰まっている。 実際、落語の世界では、いつもドジをするキャラや威張り屋のキャラなど、多様な人で構成されている。でも、現代では、なんでもできて、感情コントロールもできて、うまくやれることが求められている。確かに、色々必要なスキルが増えて、 そんな理想の人を探しているのかもしれない。 でも、200年前と今で人の根本の気質ってそう変化しないはず。価値観が変わっても、どんな人がいるかはそれぞれ。 多様であることを知って対策するのは、差別的・逆差別的面を孕んで複雑なことである。 だけど、知ったら少しだけ楽になる道もあるーそんな優しい示唆がある気がします。
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小学入学から勉強が出来ずついたあだ名「バカな小林くん」中学卒業後祖父柳家小さんに弟子入りし戦後最年少となる22才で真打。40才で漢字ローマ字などがうまく認識できない識字障害と分かる。講演会では発達障害の理解啓蒙活動も、また師匠の噺を聴きたくなりました。
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