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オランウータンに会いたい
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オランウータンに会いたい

久世濃子(著者)

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オランウータンに会いたい

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あかね書房
発売年月日 2020/03/31
JAN 9784251073105

オランウータンに会いたい

¥1,430

商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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2024/08/01

オランウータン好きな子供のために、オランウータンの勉強をしている。 イラストレーターの挿絵がかわいい。 大好きなマレーグマもいるしオオコンニャクの花も描かれている! 写真もカラー写真が巻頭にあり、モノクロ写真も多く使われている。 我が家のオランウータン(ぬいぐるみ)は、IKE...

オランウータン好きな子供のために、オランウータンの勉強をしている。 イラストレーターの挿絵がかわいい。 大好きなマレーグマもいるしオオコンニャクの花も描かれている! 写真もカラー写真が巻頭にあり、モノクロ写真も多く使われている。 我が家のオランウータン(ぬいぐるみ)は、IKEAと多摩動物公園出身で、バナナが好物。 しかし、本物が住むボルネオ島では、「あまくておいしい果物は数年に1回しか食べられない」(68頁)そうだ。 ほとんど実がならない時期はイチジクを食べ、それもないときは葉っぱや樹皮をたべるのだという。 思っていたより熱帯は食べ物が乏しいようだ。 一斉結実の時はイメージする楽園の如く。 大型類人猿と言われていても、大人のオスは80キロ、メスは40キロしかない。 意外と小柄なことに驚く。 でも、そうでなければ地上30mのところには行けないな…。 また、オランウータンは3種類いて、スマトラ種、ボルネオ種、タパヌリ種だそうだ。 雑種になると寿命が短くなること、また、自然下では交雑はないとのこと。 あえて遠縁を選ぶ人間とは違うのだなと思わされる。 また、人間の子育てが共同で行われるのに対し、オランウータンは母1人で行う。 そして7年に一度くらいしか産まないそうだ。 しれば知るほど人間との違いが面白い。 オランウータン研究者はとても少ないそうなので、わからないこともたくさんある。 そんな中でも、生物多様性の見地から自分にできることを考え小さなことから実行してみたい。 これを読んだ子供達から研究者になる子もいるかも。

Posted by ブクログ

2023/10/16

著者の講演会に参加して興味を持って読んだ。オランウータンは動物園で一頭で飼われていることが多く、どうしてかなと思っていたが、もともと野生でも単独で生きていると知って納得。仲間と群れず、つかず離れずで行動するところはかっこいいなと思った。 絶滅の危機から救うべく活動している「おら...

著者の講演会に参加して興味を持って読んだ。オランウータンは動物園で一頭で飼われていることが多く、どうしてかなと思っていたが、もともと野生でも単独で生きていると知って納得。仲間と群れず、つかず離れずで行動するところはかっこいいなと思った。 絶滅の危機から救うべく活動している「おらけん」にも興味を持った。オランウータンはわたしたちと似ているところも多く、他人事とは思えない...自分にできることをやりたいと思った。

Posted by ブクログ

2021/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2021年度の課題図書、小学校高学年向け。 オランウータンって、どんな動物か知っていますか? ゴリラとチンパンジー、はたまたヒトとはどう違うのでしょう。 オランウータンの研究者による、フィールドワークのおもしろさがわかる本。 読みやすくてためになる、ノンフィクションっていいな、と感じました。 ・東南アジアの熱帯雨林に生息しており、近絶滅種である。 ・地球上で最大の樹上にくらす動物である。 ・最も出産の間隔が長く(7年)、死亡する確率の低い哺乳類(メスの15歳までの生存率は94%)である。 ・昼行性霊長類で唯一単独でくらしている。 オランウータンについて初めて知ることばかり、オレンジっぽい毛のサルくらいの印象しかありませんでした。 群れて暮らさない、というのが一番の驚きかも。 あとは、二種類のオスの話、フランジ・オスとアンフランジ・オスの話はとっても興味深い。 ヒト科の心理学?とかにも発展しそう。 最後は、オランウータンを絶滅から守るには、パーム油のRSPOの認証マークにも気をつけよう、の話まで。 認証企業を確認してから、家のお菓子やカップ麺を確認しましたが、見つけられませんでした……。 これからは気をつけようと思います。 何年か前に、カカオの児童書でフェアトレードマークのことを知りましたが、認証マークのことをすっかり忘れていました。 「ああ、SDGsね」って思えるようになったのは、やっぱり大きな一歩だと感じます。

Posted by ブクログ

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