人生のしまい方 残された時間を、どう過ごすか

平方眞(著者)

• 販売会社／発売会社: CCCメディアハウス
• 発売年月日: 2020/03/28
• JAN: 9784484202105

商品レビュー

2023/05/04

もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する。
このような取り組みの重要性は年々増してきており、厚生労働省も普及を目指し、「人生会議」という愛称をつけた上で啓発に取り組んでいる。
著者は、鎌田實氏と共に諏訪中央病院に緩和ケア病棟を立ち上げ、早くからこの取り組みを実践してきた医師。
本書では、著者の経験やアドバイスに加え、実際に人生会議を実践した人々を取材し、安心して逝くことができる人生の終え方を提案する。

2022/03/05

この本を読んでみて、後悔の無い、これで良かったと、思える人生の締めくくりをするために参考になる本のようで、手に取ってみた。

一病息災で、今過ごしているけど、1年毎に、身体から、身体の動作が、鈍くなってきている事に気付く年齢になって来た。

3,000人を看取った医師が、語る、「人生の終え方、見送り方」で、笑顔で、「ありがとう」「さようなら」を言えるために・・・と、帯に記載されていた。

私は、もう、遠い昔、学生時代に読んだ本を思い出した。
When you were born ,
you cried and the world rejoiced.
Live you life so that when you die,
the world cries and you rejoice.

あなたが　うまれたとき
周りの人は笑って　あなたは泣いたでしょう。
だから、あなたが　死ぬときは　
あなたが笑って　周りの人が泣くような人生を送りなさい。

このような言葉だったと記憶する。

だから、子育てを終えて、自分の事を振り返りながら、穏やかに、過ごしたいと、思っている。

最近のウクライナ情勢のように、平凡な生活をすることさえ難しい国もあり、今　この平和な世界というものを国民が、どうすれば維持できるか？と、・・・

この本のように、後何か月のうちに、伝えたい事、・・・・と、思っていても、このような戦争の国では、伝える事も出来なく、幸せな時間や家族、生活を奪われてしまっているのを見て、平和の湯に浸かっていていいのだろうか？と、思う毎日でもある。

一方の国では、戦争が起こっており、そして、ある国では、冬季パラリンピックが、開催されている。
毎日のニュースで、戦争の事が気になる。
シェルター内で、避難している人は、平凡な生活をすることが、何と難しいのかと、感じている事だろう。

早く、停戦して欲しいと、心から願っている。