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火の柱(上) 扶桑社ミステリー
1,430円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2020/03/01 |
JAN | 9784594084363 |
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火の柱(上)
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火の柱(上)
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
02月-01。3.5点。 大聖堂シリーズ。イングランドの商人の息子、スペインでのその兄、フランスの詐欺師等のストーリーが、場面転換。 流石のフォレット、読ませる力あり。中巻も楽しみ。
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『大聖堂』シリーズ3作目。イングランドの女王メアリー・チューダーの時代。 今作はキングズブリッジだけでなくフランスやスペインなどでも物語が展開されていく。カトリックとプロテスタントの争いなども出てきて興味深い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
16世紀後半、約40年にわたって繰り広げられた、フランスのカトリックとプロテスタントの内戦=ユグノー戦争が小説の舞台。史実をもとに、プロテスタントのイングランド女王エリザベス1世、カトリックのスコットランド女王メアリー、カトリックのスペイン王フェリペ2世等、実在の人物を配置しながら、サン・バルテルミの虐殺、ナントの勅令、スペインの無敵艦隊の敗退等も扱っている。 愛と救いをもたらすべきはずの宗教が、憎悪をかきたて殺戮を生む宗教となる。感情の爆発が、火刑をはじめとした拷問となり、そこに殉教者が生まれる。宗教を背負って実行される殺戮は、無神教の国に生まれ生きてきた人間には、頭で理解できない以上に、実感しにくいが、歴史は宗教戦争の歴史であり、今も世界は宗教を背景にする争いが絶えない。 プロテスタントとカソリックの家の間で仲を引き裂かれる二人、暗躍するスパイ・密告者とそれを阻止しようとする人々の抗争、宗教戦争を背景に命の奪い合いの闘いになる二人の女王異母姉妹、とんでもない悪役も配置され、登場人物を不条理に襲う死も描かれる。上中下1600ページを超える長編も、読み物としての魅力は満載で、長さを感じさせないで、読み切ることができる。世界で2000万部を超えるとされるベストセラーとなった12世紀のイングランド舞台の「大聖堂」「大聖堂-果てしなき世界」より、本書の方がおもしろかった。新型コロナウィルスの行動自粛の中で、お薦めの長編。
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