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グレーテルの白い小鳥 ビブリオ・ファンタジア
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グレーテルの白い小鳥 ビブリオ・ファンタジア

斉藤洋(著者), 森泉岳土

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グレーテルの白い小鳥 ビブリオ・ファンタジア

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 2020/01/29
JAN 9784037272302

グレーテルの白い小鳥

¥1,430

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/08/01

独特な絵柄の装丁に惹かれて読んでみたのですが、現在ウェブコミックのサイトのハヤコミで『ソラリス』のコミカライズをされている森泉岳土さんの絵でした カサカサした線画に人の表情を見せない構図、書棚の遠近感に不穏な気配も感じる絵ですが、読んでみたら幽霊も妖怪らしき存在も出てくるけど怖く...

独特な絵柄の装丁に惹かれて読んでみたのですが、現在ウェブコミックのサイトのハヤコミで『ソラリス』のコミカライズをされている森泉岳土さんの絵でした カサカサした線画に人の表情を見せない構図、書棚の遠近感に不穏な気配も感じる絵ですが、読んでみたら幽霊も妖怪らしき存在も出てくるけど怖くない、少しふしぎな物語集でした 病気により、就職の内定を辞退せざるを得なかった語り手が、立ち仕事はよろしくないが忙しすぎず座っていられる1日5時間くらいの仕事をするならむしろ療養になる、との医師からの助言を元に、地方の市立図書館『児童読書相談コーナー』の担当になり、様々な相談を受けるというのが基本の設定です その相談にやってくる人々の本の相談はそれこそ千差万別で、老若男女もいろいろで、そこで語られる話は本にまつわる相談とも限らず、ほっこりするものもあればわりと不穏な怪異譚もあったりする 作品のボリュームとしてはごく軽めで、隙間時間に読めたくらいなのですが、色んな引っかかりも(よい意味で)たくさんある話でした 表題の『グレーテルの白い鳥』の相談者が語る『ヘンゼルとグレーテル』への鬱屈した想いや、結局何を訴えたかったのか計り知れないところなど、ざわざわする(しかし相談員からは踏み込んで関われない)し、 語り手のパーソナリティがほとんど見えないところも面白いなあと思います 性別がはっきりしない、どちらとも読める(だから読み手が自由に設定していい)作品なのですね この本はまさに図書館で借りたのですが、児童書と一般書の間のコーナー、いわゆるヤングアダルトの書棚の本のもので、作中でもはっきり、人に本を勧めることの楽しさや、学校の課題から離れてしまうと読書に触れにくくなってしまう人へ、本の世界の豊かさを知ってほしいなあという願いが込められてました こんな人に本を紹介して欲しいな、でもいいし、 こんな風に人に勧められるようになりたいな、でも、どちらでも、本に関わることの喜びを知ってほしいという意志を感じたのです あと、この著者の斉藤洋さんの他の著作をさりげなく紹介する場面が作中に二ヶ所もあったので、そこはちょっとフフッってなりました 学生の頃以来、もう何十年も本ってもんを読んでいなかったけど、ずっと本を読んでなかった人間でも読める本はあるかい? との相談者さんに、丁寧に普段の生活や興味のあることなどをヒアリングした上で 「歴史にまったく興味のなかった子が、その本を読んだら、いきなり歴史好きになったって本があるんですけど、どうでしょう?」 「人間に化けることができるようになったキツネが、歴史上のいろいろな人物にめぐりあい、かかわっていく物語なんです」 なんて紹介している、それは読みたくなる

Posted by ブクログ

2023/05/30

児童図書相談コーナーに寄せられる不思議なお話。 タイトルにもなっている『グレーテルの白い小鳥』が一番印象に残りました。

Posted by ブクログ

2022/10/19

図書館でアルバイトをする「私」のもとには色々な不思議な話が集まってくる。 きっと話やすそうな感じなんだろうなあ。 もっと児童書に詳しくならなくっちやと反省。 アルバイト、続けてくれるといいなあ。

Posted by ブクログ

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