商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2020/01/21 |
JAN | 9784334913304 |
- 書籍
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おっぱいエール
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おっぱいエール
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4.4
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‣ 人生というものは、無限に続いていくものだと思っていた。多少の変化はあっても、今日と似たような明日が、そして明後日が——一本の川のように流れていくものだと。その流れが、ある日突然途切れたりするものだとは、夢にも思わずに ‣ 生きているだけでいいって、どういうことだろう。呼吸さえしてればいいってこと? 子供を産まなくても、働かなくても、ただ寝ているだけでも、存在していれば、それでいいってこと? それは、果たして生きていることになるんだろうか。誰のために。なんのために ‣ 見つけてもろうて、ラッキーやったと思うことやで。こっから先は、不運な自分を嘆くんやなくて、いかに幸運探しができるかが大事や ‣ この世界のどこかに存在している先輩たちは、自分よりずっとタフで、たくましい。でも、その強さも、はじめから備わっていたものではなくて、決してそうではなくて——。きっと一日一日、地を這うようにして、生きてきた結果なのだ ‣ えらいですよ。自分でしこりに気づけたんだから。育児で忙しい時に、ちゃんと検査を受けに来たのもえらい。自分を褒めてあげて。だって見つからないほうがよっぽど怖いんですから ‣ 自分の身に起こる出来事の意味を深く考えもせず、日々の忙しさに忙殺されながら、その時々で生きていく——そんなごく普通の毎日でよかったのに。みんなと同じ悩みを、自分も抱えていたかったのに ‣ 自分でもまるで制御できない思いを、言葉にして相手に伝えるのは難しい。 誰かに伝えるよりも、自分一人を言いくるめて自己完結させるほうが、何倍も簡単で、傷つかなくて済むのだから——。だけど。 「変わった」「進んだ」と実感できるのは、やっぱりちゃんと伝えられた時だ ‣ 菜都の考えは、とても常識で正しいよ。でも、正しいって、楽しいのかな? ‣ 自分は持っている。明日をどう生きるかを、決める権利を。何を買い、何を食べ、何時に眠り、どこに行き、誰に会い、何をするのかを。 何を終わらせ、何を始めるのかも ‣ 時折くじけて、何もかもから目を背けたくなって、死にたいと思うこともあって、だけど、気づいたらやっぱり生きることにしがみついてしまっている。人生は、その繰り返しだ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 25歳で結婚し、早く子供が欲しい百花(ももか) 嫁ぎ先の老舗酒造を手伝いながら、小さい子供を育てる菜都(なつ)。 婚約者と別れ、ひとり孤独に病気と向き合う柚子(ゆず)。 若くして乳がんになった3人の女性の苦悩と葛藤、そして希望と勇気が綴られた物語。 著者自身も乳がんの闘病経験があるとのことで、内容は真に迫っていました。 病院選びや医療制度、医療保険などに対する思いも、率直で現実味がありましたね。 そう感じたのは、私も今年の初めに入院・手術を経験したからなのかもしれません。(乳がんではありません) 手術前の半年間は薬で治療しており、その時の副作用の苦しさは今でも覚えています。 周囲の人の支えや励ましの言葉には、感謝の気持ちでいっぱいです✨ しかし、一人になった時には突如不安に襲われるのも事実。 そんな時は、ブログやnoteを読みながら、顔は見えないけれど同じ病気に向き合う人たちの声に励まされていました☺️ いつ、どんな病気になるかなんてのは、誰にもわかりません。 だからこそ、この物語はたくさんの女性に届いて欲しいです
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乳がんを患った3人の女性の物語。 生きるというのは決して当たり前の事ではないということを突き付けられた。 乳がん、他人事ではないなぁ…と思いながら読む。 「元気で自分のそばにいてくれればそれでいい」と言ってくれる百花の旦那さん、「ずっと待っているから。場所はなくさない。」と言って...
乳がんを患った3人の女性の物語。 生きるというのは決して当たり前の事ではないということを突き付けられた。 乳がん、他人事ではないなぁ…と思いながら読む。 「元気で自分のそばにいてくれればそれでいい」と言ってくれる百花の旦那さん、「ずっと待っているから。場所はなくさない。」と言ってくれる柚子の職場の上司、素敵だ。残念なのは菜都の旦那さん。全てを丸く収めたいがためにとても残念。優しさ故なんだろうけれど… サラッと読めて、心に残る作品だった。
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妊活が子どもに結び付かず、毎週期心がわけわからない状態になっている私だけれど、この本を読んで、何も心配事がなく妊活をがんばれる、悩める日々が尊いことに気付かされた。今の自分の気持ちを押し込めることなく、のんびり、ぼんやりとそうなんだね〜って受け止めてあげよう。3人で温泉旅行に行く...
妊活が子どもに結び付かず、毎週期心がわけわからない状態になっている私だけれど、この本を読んで、何も心配事がなく妊活をがんばれる、悩める日々が尊いことに気付かされた。今の自分の気持ちを押し込めることなく、のんびり、ぼんやりとそうなんだね〜って受け止めてあげよう。3人で温泉旅行に行く話がとても素敵でワクワクした。
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