商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2019/12/18 |
JAN | 9784334913267 |
- 書籍
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地棲魚
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地棲魚
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商品レビュー
2.7
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人を喰らって若返りを繰り返す異形の者との戦いを描いたホラーサスペンス。 両親を失くした片桐真治は、母方の叔父に会いに南房総を訪れる。母の実家では『的』と呼ばれる異形を探知できる『矢の者』と呼ばれる能力者が生まれる家系で、実家と絶縁していた母から得られなかった情報を求めて叔父を尋ね...
人を喰らって若返りを繰り返す異形の者との戦いを描いたホラーサスペンス。 両親を失くした片桐真治は、母方の叔父に会いに南房総を訪れる。母の実家では『的』と呼ばれる異形を探知できる『矢の者』と呼ばれる能力者が生まれる家系で、実家と絶縁していた母から得られなかった情報を求めて叔父を尋ねるが、片桐はその帰路で交通事故に会ってしまう。 さらに家への放火や親友の家族を殺されるなどの事件が続き、片桐は身の危険を感じ始める… 『矢の者』の使命は『的』を追い詰めて殺すこと、とあるので化け物との異能バトル的なものかと思いきや、本当に『的』を探知できるだけで戦闘に特化した力では全くない。 そのへんは少し拍子抜けだったけど、無力だからこそじわじわと追い詰められる恐怖や焦燥感はあった。
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表紙の絵が不気味。 「矢の者」と「的」の謎を追ってゾクゾクしながら読み進めていったが、片桐と貫井VS「山神」のクライマックスシーンはちょっと軽くなってしまったかな?双方が持つ能力に差がいありすぎるよー。
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安住のない流転生活、成り変わる相手を見つけては他人の人生を延々と奪い続ける。「生存本能には抗えない」「もう少し生きられるなら、なんでもする」と“山神”は言ったけれど、楽しみもない孤絶した彼の生き方からはそこまでして生きる意味を感じ取れなかったな。 罪を永劫重ね逃げ続ける『的』と彼らを追い詰める刺客『矢の者』というスリリングで非常に刺激的な宿命が、魅力とバランスに欠けた登場人物の配置に埋もれてしまったのは残念。 辛口が先に立ったが一気読みさせる勢いは確かな手腕。脚が生えたヤマビルは恐怖以外の何者でもない。
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