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書くための文章読本 インターナショナル新書
924円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2019/12/06 |
JAN | 9784797680461 |
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書くための文章読本
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商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
文章を書く際に悩ましいのが『文末問題』。単調になりがちな文末を解消するための技法やテクニックを文学小説を引用しながら紹介している本。ネチネチと文末技法を追っていく熱量がすごい本です。 最初の方は難しくて挫折しそうでしたが、ちょっと読み飛ばしつつ読み進めていくと発見があったりして...
文章を書く際に悩ましいのが『文末問題』。単調になりがちな文末を解消するための技法やテクニックを文学小説を引用しながら紹介している本。ネチネチと文末技法を追っていく熱量がすごい本です。 最初の方は難しくて挫折しそうでしたが、ちょっと読み飛ばしつつ読み進めていくと発見があったりして面白くなってきました。引用程度ですが文豪の文末表現を味わえるのもなんだか楽しい。 自分もnoteで文章を書く時には文末表現を多少コントロールしていましたが、ちょっと意識しているくらいです。改めて文末技法について言語化されたものを目の当たりにすると、日本語ってほんとに奥が深いし、無意識に日本語を駆使している日本人もすごい民族だなと感心しました。 勉強になったのは、文章に律動感や躍動感を与える方法。 「デス・マス調とダ・デアル調をうまく調整する」、「過去・完了の「た」に現在形をうまく配合する」のがポイントですが、これによって文章の【主体性】を高まり、まるで書き手あるいは語り手が 現場に立ってその場の空気感も含めて実況中継をしているようになります。 文章の【主体性】という概念を知ったので、これから小説をよむのが楽しみ!機会があれば自分の文章にも取り入れていきたいです。
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文章を書く時に、日本語の語尾は単一になりがちです。拙い読書の記録、感想を書いている私自身常日頃感じているところです。(ほら、です です している・・) そんな悩みを、さまざまな文例も紹介しながら解消してくださる素敵な本なのです。読んだだけで文章が良くなるわけではありませんが、私自...
文章を書く時に、日本語の語尾は単一になりがちです。拙い読書の記録、感想を書いている私自身常日頃感じているところです。(ほら、です です している・・) そんな悩みを、さまざまな文例も紹介しながら解消してくださる素敵な本なのです。読んだだけで文章が良くなるわけではありませんが、私自身もっと自由に言葉を使ったり、規則を飛び越えたりしてもいいんだということを学べましたよ。 語尾の一文字に、いろんな意味があり、日本語の奥深さを感じることができました。
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単調になりがちな日本語の文末にバリエーションを持たせるための具体的な解決策が提示されている。 ・動詞五段活用の終止形をアクセントに使う。文尾の「る」を避けたいなら、ラ行以外の動詞、デス・マス調の「す」を重ねたくないなら、サ行以外の動詞を現在形で使う。 ・補助動詞を上手に使う。「...
単調になりがちな日本語の文末にバリエーションを持たせるための具体的な解決策が提示されている。 ・動詞五段活用の終止形をアクセントに使う。文尾の「る」を避けたいなら、ラ行以外の動詞、デス・マス調の「す」を重ねたくないなら、サ行以外の動詞を現在形で使う。 ・補助動詞を上手に使う。「思う」を「思い出す」や「思い浮かぶ」「思い込む」と変化させる。 ・現場中継的あるいは実況放送的に表現の主体性を高める場面で非過去形を用いる。 などなど。 著者の引用する文章は、さまざまなジャンルにわたっており、用例研究はさぞ大変だっただろうなと想像する。「文章を書くのが上手くなりたかったら名文を読みなさい」で終わらずに、名文の名文たるゆえんを文末に着目して解説し、具体的なテクニックとして整理して示してくださっているので、自分でもすぐに真似できそう。もちろん上手く使いこなすためには練習が必要だけれど、何に気をつけて練習すれば良いのかが示されているのが有り難い。文章力を上げるために、きっと役に立つ本だと思う。
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