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僕らふたりに運命の糸は 富士見L文庫
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僕らふたりに運命の糸は 富士見L文庫

霧友正規(著者)

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僕らふたりに運命の糸は 富士見L文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/12/13
JAN 9784040734279

僕らふたりに運命の糸は

¥726

商品レビュー

2

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2020/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 これまでの著者の作品は、全て読んできました。美しい言葉の調べを目の当たりにしていたのですが、今作にはそれが無かった。まずそこが残念だ。「ページをめくって読み進めたい」という高揚感を味わえなかった。全体的にあっさりしていた。肇や朱莉は思春期真っ只中の高校生なのだが、溌剌とした性質はなく、家庭環境に葛藤して自問し続けていた。2人とも、赤い糸の秘密を知らせてはならないというていで話が進むため、自己完結している部分が多い。セリフも躊躇しながら吐き出されたもので、大人びていた。  "赤い糸が見える"という設定に縛られ過ぎていて、二人のキャラクターを生かさずに等閑にしているような気がした。期待を良い意味で裏切られた。  ネタバレすると、話の終盤に肇は引っ越さなければならなくなり、転校が決まるのだがその理由に納得がいかない。肇の両親は離婚し、父と二人で過ごしていたのだが、その父が別の女性と再婚することが決まる。新婚ほやほやの二人を邪魔してはならないと、元の母親の方に行くという、現実味のないものだったから。別れた父からの当て付けを承諾してくれるのか、と。転校の理由が取ってつけた感じを否めない。  よって、今作は腑に落ちない点が減点ポイントとなりました。

Posted by ブクログ

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