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悪食
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悪食
¥715
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
来月27日にキャラ文庫から『悪食』の第2巻が発売されると知って、未読だったのを思い出し一気読みしました。 なんで買ってすぐ読まなかったかな…?と自分を殴りつけました。とても好みのお話だった…! センセと言えば執着わんこ攻めなので、またそんな話かなと勝手に思っていたのもあって遠ざか...
来月27日にキャラ文庫から『悪食』の第2巻が発売されると知って、未読だったのを思い出し一気読みしました。 なんで買ってすぐ読まなかったかな…?と自分を殴りつけました。とても好みのお話だった…! センセと言えば執着わんこ攻めなので、またそんな話かなと勝手に思っていたのもあって遠ざかっていて後悔です。 画商×画家の卵。霊能力的なものを持ち合わせているせいで、目に見えない者を優れた腕前で描き出してしまう水琴。 周囲だけじゃなく母親までに疎まれ、田舎の祖父のもとでひっそりと暮らしている美青年で、みずかねセンセの美麗な挿絵でさらに美貌が爆上がりです。 そんな水琴の才能に惚れたのが銀座の画商の泉里です。 イケメンで理知的でクールな印象ですが、冒頭のHシーンの言葉責めはとても激しかったです…同一人物?くらいのギャップ萌えできます。まあ、むっつりスケベだったぽい。 心霊的な要素が軸になってストーリーが展開しているのがとてもよかったです。途中で幻想的なシーンがあって、不自然で非現実的な中でのHがとてもエロかったです。そこで水琴が泉里に出された食事を食べないで代わりに自分を食べろと懇願するのだけど、黄泉戸喫というちょっと怖い話が下敷きになっていたようで、すごくインパクトがありました。 ホラーな部分でも怖かったけど、泉里と母親の辛く理不尽な半生も生々しい怖さがありました。水琴の能力によって真実を見極めることができ、泉里にとってさらにかけがえのない人になったことに感無量です。 書き下ろしの「蜜葬」では、東京で泉里と暮らし始めた水琴にまた危機が迫る話でした。ドロッドロのお金がらみの人間模様が面白かったです… 絵画に関するリアルで幅広い見識があちこちで伺えて、そこも良かったです。画商のお仕事とか、最近ニュースにもなった百貨店の画廊も見抜けない贋作のこととか、きっちり描かれていて読んでいて興味が尽きなかったです。 今回のお話では執着攻めではあったけど、受の気持ちをとても大事に考える攻様だったので、非現実的な中でのドリームHとか最後のラブラブHとか、いつもより常識範囲だった気がしました。 それよりサイコだったり、事件がらみだったりしたのが特徴的。 そして、第2巻ではどうなるんだろう(H的に)と今から期待が膨らみますよね。
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