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宝塚歌劇から東宝へ
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宝塚歌劇から東宝へ
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梅田から宝塚までの電車(後の阪急)を開通させた小林一三が集客のために始めた少女歌劇は大人気を博し、大正七年には東京へ進出。帝国劇場公演は熱狂的に迎えられ、毎年の恒例行事となっていった。小林にとっての宝塚歌劇はもはや余興ではなく、廉価な入場料で家族が楽しめる国民劇への挑戦であった。...
梅田から宝塚までの電車(後の阪急)を開通させた小林一三が集客のために始めた少女歌劇は大人気を博し、大正七年には東京へ進出。帝国劇場公演は熱狂的に迎えられ、毎年の恒例行事となっていった。小林にとっての宝塚歌劇はもはや余興ではなく、廉価な入場料で家族が楽しめる国民劇への挑戦であった。東京電燈社長に就任した小林は会社が売却した土地を自ら購入、日比谷・有楽町一帯をアミューズメントセンター化する構想に着手した。先行する松竹との軋轢から映画製作への進出、東宝への発展までを追いつつ、小林の夢見た国民劇の実相を追究する。 小林一三については、他の本と併読したほうがよさそう。宝塚歌劇団の概略はわかった。
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