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5000キロ逃げてきたアーメット ティーンズ文学館
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5000キロ逃げてきたアーメット ティーンズ文学館

オンジャリ・Q.ラウフ(著者), 久保陽子(訳者)

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5000キロ逃げてきたアーメット ティーンズ文学館

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学研プラス
発売年月日 2019/11/22
JAN 9784052049323

5000キロ逃げてきたアーメット

¥1,650

商品レビュー

4

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2024/07/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

シリアから難民となって家族とも離れて、たった一人でイギリスにやってきた少年アーメット。同じクラスになった9歳のアレクサと、その友達。父親と母親が行方不明のままなのに、イギリスが難民の入国規制をすることを知ったアレクサと仲間たちが、女王様に手紙を出すことを思いつく。 児童文学の王道の展開ではあるものの、アレクサ自身の出自(祖母がユダヤ人)も絡み、「差別」という課題に果敢に立ち向かいつつ、物語は勢いよく、テンポ良く進んでいく。 難民とは何か、なぜ、ある種の人々、違いのある人々が差別されたり嫌われたりするのか…。 それぞれの親や教師たち、近所の人たちも、考え方はさまざまだ。差別的な態度と発言をする人たちもいて、傷つけられることもある。 しかし、良心的で理解を示してくれる人たち(特に母の言葉が良い!)もいて、アレクサは彼らの言葉や態度を見ながら、自身で考えていくことになる。 誰かに優しくするよりも、自分の利益が損なわれることを気にする。 そんな大人になってはいないだろうか。 女王様とお茶ができるといいね。

Posted by ブクログ

2023/04/23

アーメットがイギリスにたどり着くまでの話には胸が詰まり、アーメットを両親に再会させるためのアレクサのプランに一緒になってドキドキしちゃいました。アーメットに親身になる子vsいじめっ子の対比が極端に感じたけれど、実社会の投影なのかと納得。

Posted by ブクログ

2022/12/05

友だちのために、ここまで行動に出ることができる人になりたい!危険な行為は無しだけど。 難民のアーメットへの偏見やいじめのシーンがつらかった。それでも「どういった背景を持って、イギリスに入国したのか話しても、一部の人は変わらずに嫌がらせをしてくる」というリアルな描かれ方は、適当な...

友だちのために、ここまで行動に出ることができる人になりたい!危険な行為は無しだけど。 難民のアーメットへの偏見やいじめのシーンがつらかった。それでも「どういった背景を持って、イギリスに入国したのか話しても、一部の人は変わらずに嫌がらせをしてくる」というリアルな描かれ方は、適当な大団円よりも好感が持てた。 相手を「難民」という背景こみで認識するのではなく、「難民」という肩書きだけをただ見てしまういじめっ子や排斥したがる人を見ながら、自分も肩書きだけ見ちゃってることがないようにしないと、と思った。

Posted by ブクログ

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