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憲法学の虫眼鏡
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憲法学の虫眼鏡

長谷部恭男(著者)

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憲法学の虫眼鏡

3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 羽鳥書店
発売年月日 2019/11/05
JAN 9784904702796

憲法学の虫眼鏡

¥3,080

商品レビュー

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2023/04/02

「第一部 憲法学の虫眼鏡」は、羽鳥書店Web連載。  森林法違憲判決において、物の所有の在り方は単独所有が原則との考え方に最高裁が依拠しているとの話から、旧約聖書、トマス・アクィナス、ロックにおける所有観念へと話は進む。  このように法学的な見方、考え方を紹介しつつ、20個のテー...

「第一部 憲法学の虫眼鏡」は、羽鳥書店Web連載。  森林法違憲判決において、物の所有の在り方は単独所有が原則との考え方に最高裁が依拠しているとの話から、旧約聖書、トマス・アクィナス、ロックにおける所有観念へと話は進む。  このように法学的な見方、考え方を紹介しつつ、20個のテーマについて著者の見解が示される。  どの論考も頭の体操といったものではなく、現実に切り結ぶものなのだが、やはり、直接現下の日本で問題になっているものに関心が向く。例えば、 4 緊急事態に予めどこまで備えるべきなのかなのか  6 有権解釈とは何なのか 藤田教授の「およそ法規範のあらゆる理解は「解釈」であり、したがって実定法の執行は、必ず当該実定法の解釈を前提としている」との主張を、著者は間違っていると断じる。その論拠については、良く読んでもらいたい。  7 八月革命の「革命」性    昔、明治憲法から日本国憲法への改正についての宮沢説に接したとき、なるほどと思ったものだったが、今回、この論考を読んで、主権概念、国家法人説、そもそも法律学の世界で論ずるべきことなのか否か等々、様々な論点があることを知った。(エッセンスが凝縮され過ぎていて、理解できたとは言えそうもないが)   (まだ途中)

Posted by ブクログ

2020/05/01

目次 はしがき 第一部 憲法学の虫眼鏡 1 森林法違憲判決 2 法律の誠実な執行 3 カール・シュミット『政治的ロマン主義』 ④ ThickかThinか ⑤ 緊急事態に予めどこまで備えるべきなのか 6 有権解釈とは何なのか 7 八月革命の「革命」性 8 内閣による自由な解散権...

目次 はしがき 第一部 憲法学の虫眼鏡 1 森林法違憲判決 2 法律の誠実な執行 3 カール・シュミット『政治的ロマン主義』 ④ ThickかThinか ⑤ 緊急事態に予めどこまで備えるべきなのか 6 有権解釈とは何なのか 7 八月革命の「革命」性 8 内閣による自由な解散権? 9 陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない 10 英語で原稿を書く 11 プロイセン憲法争議 12 「ユダヤ的国家」万歳 ⑬ 適切な距離のとり方について 14 最悪の政治体制、民主主義 15 意思と理由 16 ポワッソンのパラドックス  17 法人は実在するか? それを問うことに意味はあるか? 18 統治権力の自己目的化と濫用 ⑲ クリスティン・コースガードの手続的正義 20 相互授権の可能性? 第二部 法の森から ① ルソーのloiは法律か? 2 戦う合衆国大統領 3 フランソワ・ミッテラン暗殺未遂事件 4 英米型刑事司法の生成 5 フォークランド諸島 一九八二年五月二五日 6 巡洋艦ベルグラーノ撃沈 一九八二年五月二日 ⑦ バーリンの見た日本 8 国際紛争を解決する手段としての戦争 9 アメリカがフィリピンで学んだこと 第三部 比較できないこと 1 比較できないこと 2 サリンジャーと出会う 3 人としていかに生きるか──カズオ・イシグロの世界 4 自己欺瞞と偽善の間──「狂気の皇帝」カリグラ 5 奥平康弘『萬世一系の研究(上)』解説 6 変えるべきか変えざるべきか http://www.hatorishoten.co.jp/items/24233999

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