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ヒューマニズム考 人間であること 講談社文芸文庫
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ヒューマニズム考 人間であること 講談社文芸文庫

渡辺一夫(著者)

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ヒューマニズム考 人間であること 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2019/11/08
JAN 9784065177556

ヒューマニズム考

¥1,650

商品レビュー

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2024/10/13

丁寧な本  ヒューマニズムとは何か。を著者の専門であるルネサンス期からひもとく。  この本の冒頭は言ひわけからはじまるが、「虚像と群盲の話」「田毎の月」を持ちだして、上品に自身の認識の誤謬可能性を述べる。礼儀正しく、一般読者に向けた本だとわかる。  ヒューマニズム――フランス...

丁寧な本  ヒューマニズムとは何か。を著者の専門であるルネサンス期からひもとく。  この本の冒頭は言ひわけからはじまるが、「虚像と群盲の話」「田毎の月」を持ちだして、上品に自身の認識の誤謬可能性を述べる。礼儀正しく、一般読者に向けた本だとわかる。  ヒューマニズム――フランス語でユマニスム――とは、学問を些細なことで議論するのでなくて、あくまで人間のための人間にそった態度でゐるべき、さういふ考へだらう。

Posted by ブクログ

2024/06/04

ユマニスムの無力さみじめさを強調しながら、それでも「それは人間であることとなんの関係があるのか」と問い続けることの重要さを力強く易しくといてくれる本だった。 エラスムスをはじめとするユマニスムたちに対して「素敵だけどでも結局なんにもならず宗教改革は血まみれになったんじゃん......

ユマニスムの無力さみじめさを強調しながら、それでも「それは人間であることとなんの関係があるのか」と問い続けることの重要さを力強く易しくといてくれる本だった。 エラスムスをはじめとするユマニスムたちに対して「素敵だけどでも結局なんにもならず宗教改革は血まみれになったんじゃん.....」と長年無力さを感じていたことに対するアンサーをくれた本というかんじだ。 以下、本書にてはじめて知れた印象的な人物を記す。 ●カステリヨン カルヴァンの手足となって働いたにもかかわらず、カルヴァンの行き過ぎた行為を批判できた人物。 著書『異端論者』 ●宰相ミシェル=ド=ロピタル フランスの大宰相として在籍中なんども新旧の和解と相互寛容を説く。聖バルテルミーの大虐殺の直前に辞任させられた。

Posted by ブクログ

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