商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/11/06 |
JAN | 9784309417172 |
- 書籍
- 文庫
メビウス
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メビウス
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
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読み終えた今、バクバクする。 この時代を生きていないのに、作品の結末が衝撃で心臓を鷲掴まれたような気持ちになった。 皆過去を清算していない、なぜか。 渦中の下山が何も知らないから。 彼が逃げ出した事を責めるが友人のまま。 友人として付き合えたのは久美子の存在があったからではないか。 彼ら全員が久美子への贖罪として。 下山が久美子の本を再読したとしたら、 彼はどうなるのか。 すごく感想が言葉にしづらい。
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一切のあらすじも読まずに読み始めたから最初は何の話なのかまったくわからなかった。物語は非常に落ちつきながら進行していき、しだいにこれ系の話かな?と判明していく。 物語のキーとなる単語やグループなどについては、明確な言及は少なく、しれっと登場する感じなので、読み落とすと大変だ。 全...
一切のあらすじも読まずに読み始めたから最初は何の話なのかまったくわからなかった。物語は非常に落ちつきながら進行していき、しだいにこれ系の話かな?と判明していく。 物語のキーとなる単語やグループなどについては、明確な言及は少なく、しれっと登場する感じなので、読み落とすと大変だ。 全体を通して非常に重苦しいお話で、すっきりや爽快さとは縁遠い。頭が狂ったのか頭が良すぎるが所以なのか、理解し難い主張や行動が当事者の間で当たり前のように進行していくさまは非常に人を選ぶ作品のような気もする。 ただ、1つの小説としての評価は私自身悪くないと感じた。いろいろ考えさせられる部分もあったし、いまの平和ボケした日本人に少しでも響くものがあればと思って作者も執筆したのだとしたら、少なくとも私自身はその思惑にハマった一人である。
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主人公は60歳の男、静岡の不動産会社を辞めて友人を助けるため東京に入る。男はかつて学生運動で中心的な役割を果たした「エース」であり、爆破事件に関わった疑いから40年以上逃げるように独りで生きてきた。かつての恋人と再会し厳しい言葉を投げかけられる。 一人称でとにかく主人公の全ての行動(タバコを吸った、コーヒー飲んだ、ご飯を食べた)について記述するので、展開が遅い。帯に書いてある「極上のエンターテインメント」に違和感。
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