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計策師 甲駿相三国同盟異聞
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計策師 甲駿相三国同盟異聞

赤神諒(著者)

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計策師 甲駿相三国同盟異聞

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2019/10/07
JAN 9784022516404

計策師 甲駿相三国同盟異聞

¥1,870

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2020/10/25

飄々と、のらりくらりと。でも、そこには秘められた確固たる決意が。 自分にはちょっとできない生き方だけど、面白かった。 ラストが、また泣けるんですわ。

Posted by ブクログ

2020/10/01

いやぁ、まず第一声、面白かった!計策師=計略の実現には手段を選ばないネゴシエイターといった役割とすると、主人公の向山又七郎は超一流の計策師でありながら、非情になりきれなかったり、出世欲がなかったり、酒が好きだったりと、人間臭くとても魅力的なキャラクターとなっている。映画化するなら...

いやぁ、まず第一声、面白かった!計策師=計略の実現には手段を選ばないネゴシエイターといった役割とすると、主人公の向山又七郎は超一流の計策師でありながら、非情になりきれなかったり、出世欲がなかったり、酒が好きだったりと、人間臭くとても魅力的なキャラクターとなっている。映画化するなら、大泉洋とかが合いそうな感じかも。 まぁ、そんな魅力的な(そうなるには理由があるのだけど)又七郎が、武田、今川、北条の三家を結ぶ三国同盟をいかにいて実現させたかを描いている。大友家の呪縛?を離れた作者の今後が楽しみです。

Posted by ブクログ

2020/08/27

甲斐の武田晴信(後の信玄)、駿河の今川義元、相模の北条氏康の三者が同盟関係を結んだという出来事を巡って、本作の物語は進展する。 本作の主な視点人物、主人公は向山又七郎という武田家の家臣である。その関係で武田晴信は作中人物として登場するが、今川義元や北条氏康は存在が示唆されている、...

甲斐の武田晴信(後の信玄)、駿河の今川義元、相模の北条氏康の三者が同盟関係を結んだという出来事を巡って、本作の物語は進展する。 本作の主な視点人物、主人公は向山又七郎という武田家の家臣である。その関係で武田晴信は作中人物として登場するが、今川義元や北条氏康は存在が示唆されている、或いは作中人物達が言及するに留まっている。 戦国大名の家中には、様々な役目を担う人達が在った。或いは家中の人達は各々に様々な役目を担った。 「戦国時代」と言えば、「○○の戦い」というような合戦も重要だが、合戦以外の外交交渉も大切である。また合戦そのものに関しても、戦いの幕引きで刃を交えた相手との交渉という必要が生じる場合も多い。 本作の作中世界では、対外交渉を主要な役目とする“計策師”と呼ばれる人達が在るということになっている。戦国大名の家中では、“取次”と呼ばれる一定以上の地位に在る家中の士が、担当する相手との対外交渉を担う。が、この作中世界では、そういう立場の重い人達の側面で交渉事に知恵を尽くす者達ということになる“計策師”が在る。“計策師”は刀槍を振るって闘うのではない。言葉や知恵で戦う、或いは戦いの帰趨に影響を及ぼすのである…結果的に、戦う相手、戦った相手を騙してしまう場合も少なくない役目でも在る。故に怨恨の原因のようにもなってしまう場合が在る。 本作の主人公である向山又七郎は、その“計策師”である。知行地が与えられている、或いは家臣を擁しているというのでもなく、その身だけで“計策師”として武田晴信に仕え、与えられた課題を解決すべく行動しているのだ。 向山又七郎が与えられた課題は「甲駿相三国同盟」である。武田晴信は「後顧の憂い無く」という状態で信濃を制圧して越後に進出し、日本海側から若狭を経て京を窺うという大戦略を有している。そのためにも駿河の今川、相模の北条と相争わない体制を固めたかったということなのだ。 武田、今川、北条の三大勢力の間には、少し長い間に、相互で様々な経過が在る。各々の陣営には同盟締結に疑義を唱える人達も在る。三国同盟の締結は簡単ではない… そうした中、向山又七郎は何を思うのか?どのように活動するのか?「武田家の家臣」ということである以上、背後に武田の勢威というものは在るが、頼みに出来るのは自身の才覚、様々な知識や技芸、様々な相手と交渉する胆力だけなのである… 多分「時代考証」というような意味で、本作は「多少の飛躍」というのか、「“現代”の色々に引き摺られてしまっている?」ということになるのかもしれない。が、「人々が安寧の中で生きることが叶うように」と主君の思惑をも超えるような考えの下、自身の知恵や知識や技芸や胆力だけを武器に、事態に臨む“計策師”という役目に励む男、向山又七郎の様は痛快だ。 同じ作者の作品が少し愉しく、最近は何作か続けて読んでいる感なのだが、本作も好い!!

Posted by ブクログ

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