烏に単は似合わない(三) イブニングKC

松崎夏未(著者), 阿部智里

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2019/10/09
• JAN: 9784065172674

商品レビュー

2024/06/28

真赭、受難やなぁ。
今度は寝所に侵入した何者かが
警備兵に斬首される。

花嫁選びどこじゃなくなってきたというか
そもそも若宮が全然顔を見せないし
通いの文さえ、どの姫にも届かない。
何の意図があって、誰が画策しているのか？

最初から異様に入内にこだわっていた
北の白珠の様子が少しずつおかしくなっていく。
その理由がわかったとき悲劇が…。

2023/10/27

八咫烏シリーズのコミカライズ。
八咫烏の一族が支配する山内で始まった后選び。
大貴族四家の姫たちの思惑が交錯する、人間模様が描かれる。
秋から冬、歪な人間関係の中、不穏な出来事が次々と発生。
真相が謎の中、姫たちの緊張が高まってゆく。
秋の章
第十八話 縺れ　第十九話 浮雲の君　第二十話 陰風
第二十一話 弾劾　第二十二話 悲劇　第二十三話 烏滸の沙汰
冬の章
第二十四話 炳として　第二十五話 寧日　第二十六話 朔望

大胆で奔放な浜木綿。矜持が高く感性豊かな真赭の薄。
亡き母の叶わなかった夢を知るあせび。そして白珠･･･。
彼女たちの対立や理解もあり、人物描写が濃厚になる一方、
届かない若宮からの手紙の事、桜花宮の女房の死、
侵入者とその斬首など不穏な出来事が続く。
早桃の死に激しく動揺する藤波。冷静極まる浜木綿。
若宮に語る若葉の君の真の話とは？
謎が謎を呼ぶ中での白珠の異変。物語は彼女の過去へ。
生まれながらに背負わされた大いなる重圧。
だが、達観した心の中で捨てきれない想い。
かの朝焼けの庭の景色はカラーで見たい美しさです。
そして、裳着前の白珠の実に愛らしいこと。
だが･･･あたくしの心はあたくしのものではない。
彼女の運命は如何に。

2021/09/02

西への侵入者と一巳さんはシルエットが違うような？それぞれがそれぞれの思いを持って入内にしに来ているのだけど、白珠さんはかなり辛いお話になりそうだね…。