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ファン・ゴッホ 日本の夢に懸けた画家 角川ソフィア文庫
1,188円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/09/21 |
JAN | 9784044005283 |
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ファン・ゴッホ
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ファン・ゴッホ
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商品レビュー
4.6
8件のお客様レビュー
ゴッホが今日評価される所以は「多くの手紙が残されてるが故に画家の心情や技法などが詳細に解説されているから」というのはなるほどなぁと思った。狂気の画家という印象が強かったが、随所に引用される手紙からは生真面目で悩みやすい性格、そして文才が読み取れる。著者も日本語訳に関わったという書...
ゴッホが今日評価される所以は「多くの手紙が残されてるが故に画家の心情や技法などが詳細に解説されているから」というのはなるほどなぁと思った。狂気の画家という印象が強かったが、随所に引用される手紙からは生真面目で悩みやすい性格、そして文才が読み取れる。著者も日本語訳に関わったという書簡集は、近年多くの時間をかけて改定されたらしい。そちらも1度見てみたい。 また、ゴッホと言うと印象派のイメージが強かったが、伝道師を目指して挫折した彼は「宗教」から脱しきれず、絵の中にも様々なモチーフが隠れているというのは知らなかった。これを機に、そういった観点からもゴッホの絵を鑑賞してみようと思う。
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序章の出生から第一章のオランダ時代から第5章のオーヴェル=シュル=オワーズ、そして終わりに...という構成になっている。 著者はゴッホの書簡を翻訳しておりゴッホ研究の第一人者! 各章ごとにキーとなる絵画が載っており、その解説?ともいうべき内容がゴッホ自身がテオに送った手紙などを参考にして解説される内容である。さらにゴッホの宗教家としての背景や家族、時代などの背景も盛り込まれており、とてもわかりやすく、興味深く読み進むことができる。 ゴッホが絵画に込めた思い。モチーフの意味なども含め 細やかな解説があるのはゴッホが筆まめであったこと、手紙を送る相手いたこと(弟のテオ)そしてその手紙大切に保管し、編纂して世に出したテオの妻ヨーの存在があったことが いかに重要であったかがわかる。 ゴッホは狂気の人のような印象であったが語学に長け神学の道に進もうとしたこともあることから(父親は牧師)宗教的なことや意味をより深く感じていたのではないか...本書から読み解ける。 日本への憧れと絵画への影響など... 各章に分かれ時系列されている事で読みやすい。 膨大な書簡、手紙が残されこそゴッホの人となり、そしてその胸の内が理解できる(ほんの少しだけれど...)のは 素晴らしい翻訳のなせる技でもあると感じる。 著者の翻訳した『ファン・ゴッホの手紙』という著書もあるようなので読んで見たいと思う。
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ゴッホの若い時からの生い立ち、考えがまとめられた本。 ゴッホが情緒不安定で耳を切ったりしてたのは知っていたが、若い時から激しい性格で女性に対しても執拗であったりなど、よりリアルなゴッホを知ることができた。そしてゴッホの絵の価値を高めているものに、膨大な量の手紙があるというのもま...
ゴッホの若い時からの生い立ち、考えがまとめられた本。 ゴッホが情緒不安定で耳を切ったりしてたのは知っていたが、若い時から激しい性格で女性に対しても執拗であったりなど、よりリアルなゴッホを知ることができた。そしてゴッホの絵の価値を高めているものに、膨大な量の手紙があるというのもまた面白い。 絵というのは単にそのものだけではなく、その背景や画家自体、時代など様々な要素が絡み合って評価されるものなのだと改めて感じた。 作者のゴッホへの愛が感じられるとても面白い本だった。
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