商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2019/09/18 |
JAN | 9784334913038 |
- 書籍
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廃墟の白墨
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廃墟の白墨
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商品レビュー
3.7
26件のお客様レビュー
まるで作ったようなお話だ。こんなことが実際にあるはずはない。それもそのはず、これは小説だ。著者が紡ぎあげた長い長いお話だ。そうとわかっているのに、僕はどうしようもなくこの物語に惹かれてしまった。およそあり得ない虚構の中で、彼等の物語を見つめている時間は至福の時だった。極々平凡な人...
まるで作ったようなお話だ。こんなことが実際にあるはずはない。それもそのはず、これは小説だ。著者が紡ぎあげた長い長いお話だ。そうとわかっているのに、僕はどうしようもなくこの物語に惹かれてしまった。およそあり得ない虚構の中で、彼等の物語を見つめている時間は至福の時だった。極々平凡な人生を送ってきただけの僕が、まるでかつての王国の記憶を持っているような錯覚に陥った。この閉じた物語が大好きでたまらない。 「邂逅の滝」の2話目のラストシーンで受けた言い様のない衝撃は本物だったのだ、と嬉しくなった。 たぶん共感できない人のほうが多いと思われる世界観だけど、だからこそ一部の人間にはこれほど刺さるのかもしれない。
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壮大な劇か映画を自分の頭の中で観たような気分 これだから小説が好き 遠田さんの物語は、世界観がいつもすごく独特で、切なくて美しい。 普通、ってすごくありがたいこと それに気づくのは自分が子どもを持った後
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ただただ我が子に普通であることを願った母。自分の人生で唯一善い行いは「子供を捨てたこと」…と言い切る母親の苦しいまでの我が子への愛情が切なかったです。普通に生きることも叶わなかった連鎖を断ち切るべく決断した思い。ただただ不憫。苦しいなあ。
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