商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 2019/09/19 |
JAN | 9784652203385 |
- 書籍
- 児童書
境い目なしの世界
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境い目なしの世界
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「ラストラン」「トンネルの森1945」に続くイコちゃんの物語。 イコちゃんは、エイコさん、著者ご自身の投影だ。 今回のイコは、1948年、戦争が終わって、 疎開先から戻り、市立の女学校へ通う、13歳からスタートし、 22歳まで。なんと見合い話も出るお年頃。 角野さんは、なぜ、...
「ラストラン」「トンネルの森1945」に続くイコちゃんの物語。 イコちゃんは、エイコさん、著者ご自身の投影だ。 今回のイコは、1948年、戦争が終わって、 疎開先から戻り、市立の女学校へ通う、13歳からスタートし、 22歳まで。なんと見合い話も出るお年頃。 角野さんは、なぜ、ブラジルへ渡ったんだろう?と 長年の疑問が氷解。 って、きちんと御著作を読めば、すぐにわかったことなのだろうけれどw 中学の英語の授業で「現在進行形」を習ったイコは、 これからは、こう生きていこうと、決める。 でも、実際は、「これから、これから・・・」と先送りにし、 日々の中ではモヤモヤするばかり。 この感じ、若いときはそうだったよね~と、うなずける。 さすが御年87歳の「魔女」さまだ。 ご自分を知り、描写がお見事! 全編に通底するのは、戦争はイヤだということ (だからといって、声高に平和を叫ばないところがいい) みんなが何かに引っ張られるようにひとつになるのは危ない (昭和の戦争へと熱気に駆られるように突っ走ったことを忘れない) そのあたりが、やっぱり御年87歳の大ベテランの魔女様ならでは。 優しい言葉で、グサリとちゃんと突き刺さる。 児童文学で培われたお力とお見受けする。 イコちゃん、いくつになっても、 現在進行形で! 87歳の魔女様と比べたら、 子ども世代のわたしも、魔女見習いくらいにはなれるかな? そんな風に思わせてくれて、楽しいひとときでした。
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角野さんの書きたかったものは何なのだろう?スマホやゲームにのめり込む現代の子どもたち。角野さんの漠然とした不安を伝えたかったのだろうか?よくわからないまま、消化不良で読み終わった。
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