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伝説となった日本兵捕虜 ソ連四大劇場を建てた男たち 角川新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/09/07 |
JAN | 9784040823225 |
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伝説となった日本兵捕虜
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伝説となった日本兵捕虜
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商品レビュー
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伝説となった日本兵捕虜 ソ連四大劇場を建てた男たち 著者:嶌 信彦 発行:2019年9月10日 角川新書 (2015年9月発行「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」を改題、加筆修正) どこも売り切れ、アマゾンはプレミア価格、図書館は購入発注済みのまま変化なし。重版出来が待ちきれず、根性で書店巡りをして見つけた1冊。苦労して手にいれた本はあっという間に読み終わる。 2次大戦でソ連の捕虜となった日本兵は約60万人。ソ連領へ送らず、現地(満州)にラーゲリ(収容所)をつくって収容するべきとの当初方針から、約50人はソ連領に受け入れることに。多くはシベリアなど厳しい環境で鉄道、港湾、工場の建設、炭鉱や石油の発掘をさせられたが、25歳の若き永田行夫大尉は、ウズベキスタンのタシケント市にある第4ラーゲリに収容された240人、最終的に457人の捕虜を率いる隊長として、オペラハウスの建設に従事させられた。そこはシベリアよりも気候はいいが、帰国だと言われて詰め込まれた窓のない貨物列車で西へと運ばれた絶望感、不足する食料、仕事の不公平感・・・ 問題は多かったが、永田隊長は「全員を必ず帰国させる」という決意を最優先に、リーダーシップを発揮して2年後にモスクワやレニングラードのオペラハウスと並ぶ名ホールを完成させた。それは、軍にとってはソビエト政権樹立30周年となる1947年11月7日までに絶対に成し遂げなければいけないプロジェクトだった。 なぜ、それが出来たのか? *以下はネタ割れになるため読もうとしている方は見ないでください(^o^) ウズベキスタンの人たちは、初めのうち、捕虜なのになぜあんなに一生懸命働くのか?普通はもっとサボるのに・・・やがて、その仕事の確かさ、丁寧さ、真面目さに対し、彼らは敬意の目で見始める。457人のうち、2人の死者を出したが、その一人は工事中の落下事故だった。事故現場には地元の人たちがたくさん花を添えた。 廃材などでバイオリンやギターや打楽器などを作り上げてしまう日本人捕虜たち。現地の人々やソ連兵も感心した。捕虜の彼らはメーデーの日にそれを演奏し、日本の歌だけではなく、ロシア民謡なども歌い、現地の人々と交流を図って心を通じ合った。なかには、現地の女性と結婚を誓い合った若者もいた(結局、帰国させられて実らなかった)。 永田はどのように457人をまとめ上げたのか?その人柄はもちろんだが、様々な努力をした。一番の問題は、仕事の不公平感の解消だった。床張りなどは比較的軽作業だが、穴掘り作業はきつくノルマが達成できない。できないと担当者の食料を減らされる。ますます体がきつくなる。そこで、食料は全員で平等分けることにした。 しかし、ここに「働かざる者食うべからず」という社会主義思想が壁となる。ノルマが達成できないものに食料を同じく与えることはできない。父親がインテリで社会主義や共産主義のことも知っていた永田は、一度、それぞれが受けとった食料を他の者に渡すということなら問題ないはずだ、共産主義では認められなくても社会主義では私有財産が認められるはず、と交渉し、ソ連軍を納得させた。 永田をはじめとした彼らは、野戦航空修理廠で飛行機の修理をしていた技術者だった。その魂が発揮され、日本人の仕事として誇れるホールを残そうと頑張った。オペラハウス「ナボイ劇場」は、1966年に起きた直下型大地震によってタシケントの街がほぼ全壊した中で、悠然とその姿を保ち続けていた。2015年に改修なった今も、「1945年から1946年にかけて極東から強制移送された数百名の日本国民が、このアリシェル・ナボォーイ名称劇場の建設に参加し、その完成に貢献した」と書かれたプレートが、そこには設置されている。
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終戦後、ソ連の捕虜となった日本兵達がウズベキスタンにあるナボイ劇場を建てた話。 ウズベク人の眼差しが敬意の念に変わったという日本人の仕事の確かさ、丁寧さ、真面目を読んで知って、日本人として生まれてきたことを誇りに思いました。
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TV『そこまでいって委員会NP』に久しぶりに出演されていた嶌信彦さんのお話を聞き、即購入。 ソ連四大劇場を立てた日本兵捕虜の話が聞いたことがあったが、詳しいことはしらなかったので、この本を読み、実話として学ぶことができた。日本人としての誇りを感じることができる。この本で紹介され...
TV『そこまでいって委員会NP』に久しぶりに出演されていた嶌信彦さんのお話を聞き、即購入。 ソ連四大劇場を立てた日本兵捕虜の話が聞いたことがあったが、詳しいことはしらなかったので、この本を読み、実話として学ぶことができた。日本人としての誇りを感じることができる。この本で紹介されている「さくら」の歌のエピソードも印象的だ。現存する劇場とともに、人々の間に残る桜の歌も、また大切な歴史の1頁だ。
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