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空から森が降ってくる
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空から森が降ってくる
¥1,650
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商品レビュー
4.2
15件のお客様レビュー
アメリカの森の中での暮らし。なにもかも日本とはちがうね。読んでいるだけだとすごく楽しそうだけど、苦労も多そうだ。
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1992年からアメリカに移住した小手鞠るいさんの日々を描いたエッセイ。 その生活は、自然の中にある。 春を迎え咲き誇る花々の描写は映像を見ているよう。 四季の移ろいは美しいけれど、自然は厳しく、災害に見舞われること多数。 特に、ニューヨークの北、ウッドストックの冬は雪に覆われ、厳...
1992年からアメリカに移住した小手鞠るいさんの日々を描いたエッセイ。 その生活は、自然の中にある。 春を迎え咲き誇る花々の描写は映像を見ているよう。 四季の移ろいは美しいけれど、自然は厳しく、災害に見舞われること多数。 特に、ニューヨークの北、ウッドストックの冬は雪に覆われ、厳しい。 そして、移住の肝(きも)は地元にどう溶け込むか、であるが、ここでの生活の「地元」は「自然」である。 玄関に吊るしたフラワーバスケットに小鳥が放卵。 庭の奥にある池には冬眠から覚めた黒熊さんが泳ぎにくる。 植えた花をむしゃむしゃ食べてしまう食いしん坊の鹿。 森の中でしか生きられない野生の強さと儚さとを感じる。 自然への愛、日々の生活への愛おしみと感謝の感じられる一冊だった。 まさに、「読む森林浴」である。 とても癒された。
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夜、寝る前に少しずつ読み進めていたエッセイ。 あぁ…、私もこんな暮らしがしてみたい。 読みながら何度もそう思いました。 ニューヨーク州ウッドストック在住の著者。 「森」としか言い様のない大自然のなかでの夫婦二人暮らし。 小鳥たちのさえずりによる目覚め。家の池にやってきて水浴び...
夜、寝る前に少しずつ読み進めていたエッセイ。 あぁ…、私もこんな暮らしがしてみたい。 読みながら何度もそう思いました。 ニューヨーク州ウッドストック在住の著者。 「森」としか言い様のない大自然のなかでの夫婦二人暮らし。 小鳥たちのさえずりによる目覚め。家の池にやってきて水浴びをして帰っていく黒熊。池の睡蓮の葉を食べてしまう鹿。 出会うのは野うさぎ、きつね、たぬき、ビーバー、カナダグース、フクロウ、リス…と、いかに自然豊かな土地なのかがうかがえる。 森林での暮らしは、雪深い冬の厳しさなど自然の驚異はあるものの、都会の喧騒から離れ、穏やかでゆったりと流れる時間はとても心地よさそう。 野草が咲き乱れる環境。季節の花々や野性動物を愛でながら過ごす日々に憧れます。 エッセイを通して、著者が目の前の自然や動物の営みを愛でながら毎年心待ちにしている様子が伝わってきました。 ご夫婦仲がよくて、小手鞠さんの無邪気さや可愛らしさを感じるエッセイ。 気分が和らぐので、寝る前の読書にもピッタリでした。 『こんなにも豊かに、ありあまるほど花を咲かせている木は、この森の中でしか生きていけない。(中略) 人もまた、その人にもっともふさわしい場所で生き、自分の好きな土地に根を張ってこそ、見事な花を咲かせることができるのだろう。』 『森の中で暮らすということは、自然の美しさ、優しさ、懐の深さとともに、その厳しさ、非常さ、過酷さ、容赦のなさを受け入れながら生きる、ということにほかならない。』
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