商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/08/30 |
JAN | 9784041081884 |
- 書籍
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私は幽霊を見ない
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私は幽霊を見ない
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商品レビュー
3.2
21件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ふわっとした雰囲気の本だった。 幽霊について書かれたエッセイ(?)。 最初は少し眠いなあと読んでいたのだけど(実際1度寝落ちした)、途中から不思議と集中して読み切ってしまった。面白かった。 私は作者さんと同じで幽霊を見たことがない。 幽霊がいてほしいなあと思っているけど、自分はそういう体験を一生できないタイプだろうと感じている。いてほしいと願っているけどそれは信じているんじゃなくて多分本当は幽霊なんていないと思っているからで、そんな卑怯な人間だからいるとしても見れないし感じないのかな、とか。でもホラー映画は怖くて観れない(ホラー小説は好き)。深夜の無人エレベーターも怖い。夜中、トイレに行くのも時々怖い。 周りに不思議な体験をした方が多くて羨ましい。私も誰彼構わず聞き込みをしたら、意外と「いる」んだろうか。生身の怖い(不思議な)話、聞いてみたいなあ。 印象に残った話は、「ダークナイト」を観に行ったのに「ローマの休日」が始まった関さんのお話。いやあ、謎も解けないし、映画館という非日常を体験しにいく空間で一瞬だけ真の異世界に迷い込んじゃったのかな、と妄想すると怖いような、ワクワクするような。 エピソードではないが007の「スペクター」について言及するところも結構衝撃だった。私はあの拷問シーン、ハラハラはしたけどボンドだから絶対大丈夫と思って観ていたし、実際どうにかなっても何の疑問も抱かなかった。昏睡したボンドの美しい夢、という解釈になるほど…次はそれを頭に置いて観てみよう…と決意した。不気味なのに切ない。 あとはエア猫です。私も訓練したらエア猫を飼えるだろうか。飼いてぇ〜
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怪談でも、エッセイでも、小説でもなく、不思議な話しが続く。ふわりとしていて、つかみどころがない。幽霊は見ないけど作家は、それに近いらしい。
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そのような受け身の姿勢ばっかり取って伊右衛門がやったように、幽霊が真っ直ぐ私を目指し、私の為だけにまっしぐらにやってくるような、そういう環境づくりをするという考えが鼻からなかったのである。
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