商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/09/26 |
JAN | 9784163910963 |
- 書籍
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Iの悲劇
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Iの悲劇
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商品レビュー
3.7
260件のお客様レビュー
殺人とかぞっとする感じのミステリーかと思って借りたけど、そういう感じではなかった。 万願寺さんの心の声やツッコミと実際の会話の間(ま)に少し違和感があったかな。
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まさに悲劇。読めば読むほど誰も幸せになれない、薄寒い人間のエゴをみました。 誰も死なないのに、社会から抹殺されてゆく恐怖は、現代の闇ならではで、ミステリーとしてだけではなく、社会派小説としてもとても面白かったです。 限界集落の小説は、今まで何冊か読みましたが、それへの問題提起でも...
まさに悲劇。読めば読むほど誰も幸せになれない、薄寒い人間のエゴをみました。 誰も死なないのに、社会から抹殺されてゆく恐怖は、現代の闇ならではで、ミステリーとしてだけではなく、社会派小説としてもとても面白かったです。 限界集落の小説は、今まで何冊か読みましたが、それへの問題提起でもなく、立て直しへの活劇でもなくさらにその先を見据えた悲劇に目を向けさせていく構成にまんまとやられました。 正面から見れば美しく魅力的な対象を、中を切り開いたり裏側からみたりしてその本質を見せてくる米澤先生の甘い毒、痺れました。
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日本の経済危機と地方再生のジレンマを縮図にしたような物語。なんやかんや日本では、「税金を飲み込む深い沼」であっても、「感傷」に「経済的合理性」が優先されることはないだろうけれど、この小説でもその結果のこれ、だったのかと思うと、こわい。
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