筋力を超えた「張力」で動く！ エネルギーは身体の「すきま」を流れる！動きの本質力向上メソッド

JIDAI(著者)

• 販売会社／発売会社: BABジャパン
• 発売年月日: 2019/07/24
• JAN: 9784814202195

商品レビュー

2022/05/11

　整体師/鍼灸師の友達が、おもしろいよ！って貸してくれた。最近これといって趣味もやりたいこともなく活字中毒気味なので本であればなんでもいいやと思い拝借。買いてあることが全部、著者の個人的経験と憶測に基づく根拠のない理論のように思えて、今まで読んだ本の中で一番うさん臭いなと思いながら読んでいたけれど、読了後「ん？ちょっと待てよ？」となって第三、四章だけ読み直し。

第三章「和の身体と西洋の身体、そのエネルギーの流れ」
第四章「踏む力と、下丹田・中丹田」

　いや、何これめっちゃおもしろいじゃん。わたしは学生時代から今に至るまでわりと長いことーアルペンスキーという競技をしているのだけれど、この本を貸してくれた整体師の友達や、トレーニングを見てくれるコーチが今までしてくれた身体の使い方に関しての助言が、点から繋がって線になったような気がした。ストックを人差し指ではなく小指に力を入れて握るようにしろと言われた理由、エネルギーが下へ向かうスクワットは好きだけど上へ向かうジャンプ系が苦手な理由、「起きたばっかりのクマ」みたいに下半身を前に投げ出すように歩いてしまう理由（施術中すごいからかわれた）。それからスポーツとは関係ないけれど、日本のヤンキーが他人を威嚇するときにうんこ座りでしたから睨みつけるのに対して、海外のヤンチャな若者は背筋を伸ばして上から見下ろすようにする理由。読んでいて、科学的根拠に乏しい理論だなあという印象はやはり拭いきれないけれど、それでもかなり興味深かった。

　図らずも、自分からは絶対手に取らないだろうジャンルの本と出会えてご機嫌。友に感謝！

2019/09/11

身体の使い方やその説明などは読んでいて非常によくわかるので身体感覚は似ているのかもしれません。

ただその感覚を言葉にするという部分においてはかなり違いがある。

もしこの本に書かれている内容と同じテーマで私が文章を書いたらかなり違う表現になるでしょう。

自分とは違う感覚や言葉による説明は興味深く、面白かったです。