商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ステュディオ・パラボリカ |
発売年月日 | 2019/07/29 |
JAN | 9784902916416 |
- 書籍
- 書籍
小鳥たち
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
小鳥たち
¥2,420
在庫あり
商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
いにしえの〈水の城館〉侍女たちは羽ばたき愕きさざめく小鳥/おまえたちの存在の軽やかさ、取るに足りなさ。その怯えやすさ。たやすく愕いて羽根を散らす容子が我が目の慰みとなる。いつまでも変わらずそのようであるように。(p.30)/侍女たちの人形の写真も素晴らしい/でも最後の大公妃の人形...
いにしえの〈水の城館〉侍女たちは羽ばたき愕きさざめく小鳥/おまえたちの存在の軽やかさ、取るに足りなさ。その怯えやすさ。たやすく愕いて羽根を散らす容子が我が目の慰みとなる。いつまでも変わらずそのようであるように。(p.30)/侍女たちの人形の写真も素晴らしい/でも最後の大公妃の人形は圧巻/『夜想』と『幻想文学』は創刊から長いこと購読してた雑誌でしたので親近感。 ■簡単なメモ 答へを追ひ求めるのは無駄なこと。ただみづからのこころのうちに正直であればいいことなのだよ、我がむすめや。(p.14) つねに脅かされる存在でありつつ自由を求め、編み上げ靴の少女たちは今日も行儀よく一列に並んで永遠の時を移動する。(p.33) 近づけない立地に意味があるのかとそのように思われなくもなかった。(p.36) 「蜂も小鳥も意味するところは〈自由〉なのよ」(p.37)
Posted by
あとがきも含め、ちょうど100ページの中につまった儚い幻想譚。これから寒くて暗い冬が来るたび、花と鳥のさえずりを求めて、何度となく〈水の城館〉への扉をたたくことになりそう。
Posted by
山尾悠子さんの文章と中川多理さんの人形で彩られてる本です。 小鳥のように驚き易く、すぐに動揺する〈水の城館〉の侍女たちのお話。3篇のお話が入ってますが、続いてるような続いてないような。過去だったり現在だったり、時間軸もイロイロです。 不思議な雰囲気のお話に、中川多理さんの小鳥の侍...
山尾悠子さんの文章と中川多理さんの人形で彩られてる本です。 小鳥のように驚き易く、すぐに動揺する〈水の城館〉の侍女たちのお話。3篇のお話が入ってますが、続いてるような続いてないような。過去だったり現在だったり、時間軸もイロイロです。 不思議な雰囲気のお話に、中川多理さんの小鳥の侍女の人形が、世界観を広げてくれてます。 人形一つ一つも、表情や服装が違ってて、じっくり見てしまいました。
Posted by