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夫婦幻想 子あり、子なし、子の成長後 ちくま新書
968円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2019/07/05 |
JAN | 9784480072382 |
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夫婦幻想
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夫婦幻想
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
夫婦はこうあるべきという幻想にとらわれて、現実的な等身大の夫婦になれない夫婦を長期にわたる取材を通して明らかにしていくルポ。 子育てを終えて、積極的に外に出て行く妻と定年後孤立していく夫。 その理由として、女性は長年妻として、母として精一杯努力してきたからすっきりするが、男性は...
夫婦はこうあるべきという幻想にとらわれて、現実的な等身大の夫婦になれない夫婦を長期にわたる取材を通して明らかにしていくルポ。 子育てを終えて、積極的に外に出て行く妻と定年後孤立していく夫。 その理由として、女性は長年妻として、母として精一杯努力してきたからすっきりするが、男性は夫として、父として役割を果たしてこなかったからうまく子育てを終えられないというのには納得。 戦後は明日の生活が豊かになることが夫婦の共通の目標だったが、今はある程度豊かになったのでただ一緒に生活しているだけでは満足できなくなってしまった。 より多くを相手に求めるようになる。 その解決策として ・コミュニケーションを十分に図る ・経済的・生活的・社会的・精神的自立が必要。 相手への依存度も期待値も下げる。 利他の心を持ち、寛容に。 ・全ての人の長時間労働をやめる。仕事も家事も育児もみんなで分担。 女性も働いて、夫からの経済的自立。 男性も働いて、妻からの生活的自立。 子育てしていない人も解放された時間でリカレント(学び直し)や趣味など私的領域で有効活用できれば、不公平感も解消され、職場風土も改善される。
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夫婦がすれ違う様とその原因をケーススタディとして深く関わり長い月日を追って取材された著者。 夫婦の互いの奥深い心理と、社会における夫婦の問題点をわかりやすくまとめられている内容だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半は、まるで女性週刊誌の記事を読んでみるようでした。長年、取材対象者の悩み相談に応じるがごとく、丁寧に取材を続けてきたことが伺えます。 構成がもう少し良ければ、週刊誌のルポ風の印象にならなかったと思います。ちょっともったいない。 『第5章「幻想」を超えて』の部分が核になっています。ここだけ読んでも良かったかもしれません。ただ、前半の週刊誌的な部分があったからこそ、幅広い読者に向けて第5章の論旨が伝わりやすかったのかな、とも思います。 5章と「あとがき」には共感します。 「伝統的な役割を保持したまま、新たな役割や複数の役割を担う女性の負担が増えている」 「多様な道を歩む女性たちにひとつの生き方モデルを求めるところに問題の根源がある」 まさにその通りだと思います。
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