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グローバル・バリューチェーン 新・南北問題へのまなざし
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2019/07/02 |
JAN | 9784532134945 |
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グローバル・バリューチェーン
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
ー 第1章では、グローバル・バリューチェーン (GVC)とは何かについて、本書における概念定義を行った。 GVC研究は、国際生産分業の構造と、生産活動が生み出した付加価値の分配メカニズムとの関係性を考える学問である。 平たく言えば、経済グローバル化の勝者が誰であり、またその勝因...
ー 第1章では、グローバル・バリューチェーン (GVC)とは何かについて、本書における概念定義を行った。 GVC研究は、国際生産分業の構造と、生産活動が生み出した付加価値の分配メカニズムとの関係性を考える学問である。 平たく言えば、経済グローバル化の勝者が誰であり、またその勝因は、そして勝利のコストは何かについて突き止めることである。そこで、まずは生産分業のメカニズムを確認し、その上で国際生産分業が発展するための要件について説明した。それは、①各国の比較優位性 ② 製造拠点を連結する諸機能へのアクセシビリテイ、③スケールメリットを十分に活かせる市場の存在、の3点である。 次に、国際生産分業と付加価値分配の関係性を探るため、サプライチェーンの統治構造について考察した。なぜなら統治のあり方は当事者間の力関係を反映しており、また、究極的にはこの力関係こそがゲームにおける価値配分の大きさと方向性を決めるからである。そして、この見解に基づき、本書ではGVCを「価値創出/分配のグローバル・ゲームとして見た生産・消費ネットワーク」として定義した。 ー 学術的なアプローチで分かりやすく勉強になった。 GVCがグローバルレベルでバリューのチェーンになってしまうそもそもの世界的な構造の問題への対処は書かれていないので、それを考えないといけない。
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極めておもしろい。Tiva(付加価値貿易)の考え方など、わかりやすく説明されていた。産業連関分析の延長線上で付加価値貿易に基づき世界の貿易を捉え直すことによって、今後の米中貿易や地域・世界的な経済連携のあるべき姿などを考え直すことができ、重要な視座であると考える。
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